第7話 鮭

………。うぅ〜〜ん。眠たい。俺は確か、サクラさんの部屋の掃除をしてからゲームをして寝たんだっだ。そうだ、今は何時だろう。時計には、7時3分と書いてあった。俺はコマチさんを探して、キッチンにやってきた。


「おはようございます。」


(おはよう。夜ご飯できてますよ。)


「今日の夜ご飯はなんですか?」


(鮭の塩焼きです!)


「美味しいですよね。俺は、お茶漬けにしますね。」


(お茶漬けって、なんですか?)


「えぇ〜っと、ご飯におかずをのせてからお茶をかける料理です。」


(えぇ〜。行儀が悪くないですか?)


「まぁ、そうですね。行儀は悪いです。しかし、それでも美味しんです。」


(そうなんですね。私は普通に食べますね。)


「(いただきます。)」


俺は鮭をほぐし、骨を取ってからご飯の上にのせた。お茶を温めてから、ご飯にかけた。美味しい!


(イナリ、ちょうだい!)


「いいですよ。はい。」


(う〜〜ん。美味しい!しかし、鮭の切り身がないと美味しくないですね。)


「………。そこに気づいちゃいましたか。そうです。切り身がないと、ただの油入りのお茶なんですよ。」


(………。なんだか、悪いことをしましたね。)


「いいんですよ。コマチさんの幸せそうな顔が見れただけで俺は。」


(うやッ!褒めても何も出ないですよ!)


「本心なんですけどね。」


お互い、顔を真っ赤にしながらご飯を食べた。


………3分後………


(「ごちそうさまでした。」)


「ふぅ、お腹がいっぱいです。」


(しっぽをモフっていいですよ。)


「どうしたんですか?今日はもうモフりましたよね?」


(今日はもう一回、モフってもいいですよ。)


「どうしたんですか?気でも狂ったんですか?」


(ムッ!優しくしてあげたのになんですかその態度。怒りましたよ!)


「ごめんなさい!許してください!お願いです!モフらしてください!」


(嫌です!)


「そんな〜。何でもしますから〜!」


(何でもするって言いましたね?じゃあ、マッサージしてくだい!)


「………。はい。わかりました。」


俺はコマチさんのマッサージをした。


(ゔやぁぁぁぁ〜。)


「気持ちいいですか?」


(はい!とっても。)


「頑張りますよ!」


(はい!ゔやぁぁ〜。)


俺は20分ぐらいコミチさんにマッサージをした。


(ふぅ〜。体がかる〜い。)


「良かったですね。俺もマッサージしてほしいですよ。」


(私がやってあげましょうか?)


「いいんですか?ありがとうございます。」


(私がマッサージするより踏んだ方がコリは治りますよ。)


「恥ずかしいので、マッサージでお願いします。」


(わかりました。)


コマチさんはマッサージをしてくれたが、あまり効果が無かった。


「………。コマチさん、お願いします。」


(は〜い。)


コマチさんのは俺の背中にのってくれた。ちょうどいい体重だったので、コリが治った。

俺はお風呂を洗いに行った。ついでに、お風呂をいれた。


………10分後………


「コマチさん、お風呂がたまりましたよ。」


(イナリが先に入ったらいいよ。)


「じゃあ、お言葉に甘えて。お先に。」


(は〜い。ごゆっくり〜。)


俺はお風呂に入った。あぁ〜、眠たい。なんだか、体が少しだるいがお風呂に入っていいのだろうか?

まぁ、気にしなくてもいいでだろう。頭を洗い、体を洗い、お風呂に入ってからお風呂をあがった。


「あがりましたよ。」


(は〜い。じゃあ、私が入りますね。)


「コマチさん、お風呂上がりにしっぽをモフっていいですか?約束は守りましたよ。」


(ゔっ!いいですよ。しっぽをモフっても。)


「ありがとうございます!!やったぁ〜!」


コマチさんはお風呂に入った。


………20分後………


(あがったよ〜。)


「は〜い。それではしっぽをモフらしてくださいね。」


(うやッ!)


「すごい!モフモフの質が段違いだ!すごい!すごい!」


(イナリ、少し落ち着いてください!うやッ!)


………30分後………


「うぅ〜。もっとモフりたいけど、そろそろ寝ないと。うぅ〜。」


(そろそろ、私も眠たいんですよ。)


「………。わかりました。俺も寝ますね。お休みなさい。」


(お休み〜。)


俺とコマチさんは今日はもう寝るのだった。

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