第2話 初めての機械
俺はコマチさんに起こされてお風呂に、入っている。やっぱりお風呂に入ると眠たくなる。さっさとあがってしまおう。
俺は、頭と体を洗ってお風呂をあがった。
(お〜い、イナリ。こっち来て。)
「はい。どうしましたか?」
(これはどのように使うの?)
そう言われて出されたのは、ミキサーや俺のスマホなどの電気機器だった。
「あぁ〜。このスマホは俺のです。こっちのミキサーは、この透明な容器に食材を入れてスイッチを回すだけで食材がすりおろしたみたいになる物です。」
(へぇ〜。こっちの大きな白い箱は?)
「洗濯機です。洗剤をここに入れてから、服をこの中に入れてボタンを押すだけで洗濯と乾燥ができるんですよ。」
(なるほど~、洗濯機だったんですね。じゃあ、あの黒い板は?)
「テレビです。このリモコンを使ってつけたり、消したり、番組を変えたり、音量を変えたりできますよ。」
(これ、テレビなんですね。すごいですね、大きくないし、白黒じゃないし、とてもきれいですね。)
「ハハ、時代が遅いですね。」
(うや!そんなことないですよ!)
「じゃあ、レンジ使ってみてください。」
(私をなめないでください!それぐらいできますよ!)
「ほぉ~。」
(えっと、確かラップをかけて、レンジの中に入れて、どうでしたっけ?)
(あれぇ?)
「ほら〜。」
(ムッ!私怒りましたよ!)
(えいッ!)
そう言うとコマチさんは、俺の横腹をくすぐってきた。
「アハハハハッ!アハハッ!タンマ!タンマ!」
(私をバカにした罰です!)
「アハハハッ!ちょ!許して!もう、からかわないから!」
(………。)
「アハハハッ!ごめんなさい!本当にからかわないから許してください!」
(……。いいでしょう。もう、からかわないでくださいね。)
「はい。わかりました。」
(お詫びになにかやってくれてもいいですよ。)
「う〜〜ん。じゃあ、しっぽのブラッシングをしてあげます。」
(やったぁ〜。)
俺はコマチさんのしっぽを丁寧に30分ぐらいブラッシングをした。
(ありがとうございます。気持ちよかったですよ。)
「それは良かったです。」
「俺はもう眠いので寝ますね。お休みなさい。」
(お休み。)
今日は色々とありすぎて疲れたので、ベットに入りすぐに寝るのだった。
―――――――――隣の部屋で―――――――――
『………。なんか今日はうるさいな。』
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます