部活動見学!2
「お、新入部員いるじゃ~ん」
ラフな感じで入ってきたその人は俺と雪さんの向かいに座っている部長さんの横に腰をかけた。
「ちょうどなっちゃんの話してたの。兼部の話が聞きたいって言われたから…」
「なるほど~。とりあえず~どこと兼部しようと思ってるか聞いてもいーい?」
「俺は今のところ考えてないです」
「えっ、とゲーム部です」
「え、ゲーム部?」
「はい……」
「なら全然問題なし~。部長僕だしね~」
目の前のその人がそう言うと、雪さんはリアクション小さいがとても驚いているようだった。
「雪さん、気づいてなかった?」
「全然。蒼汰君は気づいてたの?」
「まあ、なんとなく」
そうしてゲーム部と文芸部の活動のことについて色々聞いたあと、ゲーム部に移動して夏樹先輩が個人的に所有しているカードゲームなどをすることになった。最後は時間的に仕方なくやめることになったが、もし時間があれば昼休みとかにみんなで遊びに来られたら楽しいだろうなと思った。
「はい、これ。入部届」
「ありがとうございます」
「ありがと。なつき、ちゃん」
時計が大体五時を示したころ、夏樹先輩が職員室にある入部届を二人分取りに行ってくれたのでそれに俺と雪さんは『文芸部』と『ゲーム部』と記入してその日は学校を後にした。
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あとがき
ここには注釈などを書いていこうと思っています。
蒼汰はゲーム部の先輩のことは夏樹先輩、文芸部の先輩は由香先輩と呼びます。雪さんはどちらもちゃんづけ。こうなったのは先輩たちが『名字が嫌いだから名前で呼んで』蒼汰たちに言ってきたからです。
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