現時点の登場人物 ※ネタバレあり!!


※ 注意!以下の文章にはネタバレを含んでおります!


※ 登場人物や固有名詞などを再確認したい方向けとなっております!


※ 物語の進行と共に、随時、情報が追加されます!







『ジン(林崎甚助)』

 主人公。戦国時代で居合術を完成させた異端の剣豪、林崎甚助はやしざきじんすけが転移した姿。

 ただし転移といえど姿かたちは前世とあまり変わらず、小柄な老人のまま。

 

 自らが編み出した『殺人剣』である居合斬りの他に、鹿島新当流かしましんとうりゅうの『活人剣』も会得しているため、まさに活殺自在かっさつじざいの剣豪。

 さらには戦国の世で生き抜いた知恵や戦闘技術を有しており、いざ戦いとなればだまし討ちなどの策略も平気で使う。

 

 ルシファーによって半ば強引に転移させられ、仕方なくルシアを見つけたが、実際に勝負してから彼女の決意を認め、仇討ちの旅をともにするようになった。

 マテーラの町でオークの集団に襲われた際に、たった一人でオークたちを次々と殺害。

 百人以上のオークを瞬く間に全滅させ、魔族ダンタリオンの計画を破綻はたんさせた。


 イーリアス大祭の剣闘部門では強豪を次々に撃破。エーゲ半島の英雄ヘクトールや戦王レオニダスを降し、準優勝となった。


 エーゲ半島を侵略しようとする東の大魔王軍との戦いでは、死霊王ヤーマの手勢を撃破し、鬼神女王カーリー(ドゥルガー)を討ち取った。




『ルシア』

 もう一人の主人公。大魔王ルシウスの孫娘であり、最古の魔王ルシファーの末裔まつえい

 ダークエルフに見た目が似ているが、れっきとした魔族。


 祖父ルシウスが勇者に討たれた後、ダークエルフに間違われたまま聖騎士に捕らえられ、聖王国の都にて三年間、剣闘奴隷となる。

 それから転移してきた林崎甚助、改めジンと協力して闘技場から脱出し、復讐の旅に出る。


 高位魔族ダンタリオンとの戦いで、ついに大魔王の血が覚醒。

 魔王の血族のみが背中に宿す闇の翼、通称『堕天だてんの翼』を顕現けんげんさせ、ダンタリオンすら圧倒する力を得た。


 イーリアス大祭の剣闘部門では、ジンと同じように強豪を次々と撃破し、その度にめざましい成長を遂げる。決勝戦ではジンに勝利をゆずられる形となり、不満が残る形での優勝となった。




『アレス(アキレウス)』

 元傭兵の男。白い石造りの町マテーラで生まれ育ったが、英雄になりたいという漠然とした夢を叶えるため、故郷を出て傭兵となった。


 傭兵時代は『血槍のアレス』として活躍したが、左足の腱を切ったことで引退。

 オークの集団から故郷を守るために帰郷した。


 ダンタリオンの攻撃からルシアをかばった際に重傷を負うが、覚醒したルシアの能力により息を吹き返し、魔族の肉体を得る。

 それから自身の腕を槍に変形させて、宿敵アガメムノンを殺害、ジンとルシアの旅の仲間に加わる。


 イーリアス大祭の槍投げ部門に出場。優勝候補であった槍の猛将ディオメデスが剣闘部門に出場していたため、ちゃっかりと優勝することができた。


 ジン、ルシアとともにエーゲ半島防衛軍として参加し、死霊王ヤーマの軍勢を撃破。血槍の能力をさらに飛躍させた。




『最古の魔王、ルシファー』

 ルシアやルシウスの祖先。初めて魔大陸を統一した最初の魔王。

 あらゆる魔族にとって神のような存在だが、人間にとっては実在したかも不明な存在として認識されている。

 

 子孫である大魔王ルシウスが勇者に討たれ、ルシアが奴隷となっている状況に憤慨し、強力な戦士を探すために異世界を飛び回っていた。

 そこで賊を蹴散らす林崎甚助を見つけ、彼が適任だと判断。

 半ば強引に甚助を転移させ、ルシアを守る伴侶はんりょとなるようにと言いつける。


 なお、彼はどこから現れた魔族なのか、いつ生まれて、いつ死んだのか、その詳細は謎に包まれている。




『大魔王ルシウス』

 ルシアの祖父。勇者に討たれた大魔王。

 

 人間の大陸のはるか西方、魔族の住まう魔大陸を統治していた。

 しかし臣下であった高位魔族たちの裏切りと、勇者率いる聖騎士団の攻撃を受け、居城で勇者に討たれてしまう。


 孫娘のルシアを姫として教育していたようで、彼女を大魔王の後継者とする気はないらしいと周りはうわさしていた。




『勇者アーク』

 聖王国にて生まれた青年。大天使から祝福を受けた天才戦士。


 三年前、仲間と聖騎士団を率いて魔大陸に進軍。

 多くの魔族を滅ぼしつつ、ついに大魔王ルシウスを討ち滅ぼした。


 その後は聖王国へ凱旋がいせんし、人間界の英雄として賞賛を一身に受ける。


 現在は聖王国の英雄として戦争でも活躍。

 北の軍事国家である双竜帝国から聖王国を守るために、戦場で剣を振るう。

 



『聖騎士グレク』

 聖騎士。裁きの大天使ウリエルに祝福された第二聖騎士団に所属。


 天使に祝福された聖遺物せいいぶつ、白き炎の聖剣を扱い、聖王国に害をなす者を容赦なく滅ぼしてきた豪傑。


 三年前、魔大陸で放浪中のルシアを捕らえ、ダークエルフと勘違いしたまま、剣闘奴隷として売り払った。


 闘技場にて、竜騎士の処刑に立ち会うところだったが、脱出をもくろむジンとルシアの前に立ちはだかった。



 

『聖騎士マクシム』

 聖騎士。癒しの大天使ラファエルに祝福された第三聖騎士団に所属。

 なお、王国で最年少の聖騎士。


 天使に祝福された聖遺物、白銀の長弓を扱い、百発百中の腕を持つ天才少年。


 聖騎士グレクとともに竜騎士の処刑を立ち会いに来たが、ジンとルシアが闘技場から脱出しようとしたため、彼らの前に立ちはだかる。

 



『捕虜だった竜騎士』

 戦場で第二聖騎士団に捕縛された、双竜帝国の竜騎士。

 

 闘技場にて処刑される予定だったが、その前にルシアの手によって釈放。

 そして相棒の飛竜にジンとルシアを乗せて、三人で闘技場から脱出した。


 都のはるか東でジンとルシアを下ろし、二人に礼を述べた後に、北の双竜帝国へ帰っていった。




殺戮さつりくのレライエ』

 聖王国の闘技場で来賓していた、色気のある壮年の貴族。


 ジンの強さを正確に見抜き、その強さに危機感を感じていた。

 

 見た目は人間だが、笑う彼の口元には、人とは思えぬ鋭い牙があった。




鏖殺みなごろしのアンドラス』

 来賓していたレライエの従者を務めていた、若い大柄な男。


 主人と同じくジンの強さを感じ取り、隙あらば乱入しようとしていた。


 見た目は人間だが、彼の瞳は、人とは思えぬ深紅に染まっていた。




『第二聖騎士団、団長ケルビム』

 裁きの大天使ウリエルに祝福された、第二聖騎士団の長。

 豊かなあごひげをたくわえた、豪放な男。


 あらゆる敵を焼き尽くして粉砕する聖剣を振るい、アヴィニョン平原の戦いでは、双竜帝国の重装歩兵隊を一撃で崩壊させた。


 獄炎という二つ名を持つ、聖王国でも五本指に入る豪傑。


 


『第三聖騎士団、団長ソロネ』

 癒しの大天使ラファエルに祝福された、第三聖騎士団の長。

 ゆるくパーマのかかった髪をした、少女のような顔立ちの青年。


 アヴィニョン平原の戦いでは自軍を矢から守るため、風向きを変えて、被害を大きく減らした。

 

 慈愛という二つ名を持ち、他の聖騎士団からの信頼も厚い。




『聖王国、侯爵セバスティアン』

 聖王国の貴族。西側の戦線の指揮を任されている大将。


 老齢の域に差しかかっているが、軍の指揮に関しては優秀で、自らも前線に出て兵を鼓舞する勇敢な男。




『双竜帝国、将軍エイリヒ』

 双竜帝国の将軍の一人。大山脈を西から迂回し、南の聖王国へ攻めこんだ。


 様々な兵科に分かれた帝国軍をよどみなく指揮し、聖王国との戦を有利に進めていた名将だが、聖騎士団と勇者の活躍によって自軍は崩壊した。

 

 なお本陣を奇襲してきた勇者アークによって、討ち死にする。




『高位魔族、伯爵ダンタリオン』

 大魔王ルシウスの元配下。

 幻術、思考操作などを得意とし、多くの仮面を被る大悪魔。


 聖王国を混乱させるためにオークの軍団を組織し、石造りの町マテーラを占拠していたが、ジンとルシアの活躍によって、オークを利用する計画が破綻した。


 部下であったアガメムノンの話よれば、ダンタリオンは『六つの宝冠ほうかん』の一つを持つ、魔王の一人であるという。




※内容は順次更新します。しばらくお待ちください!!汗




『首長ホメロス』

 エーゲ半島最大の都市国家、『女神の都市アテナ・ポリス』の首長を務める優男。


 切れ者の政治家として名高いが、日常は自堕落そのもので、占い師であり秘書でもあるメルによく叱られている。



『占い師メル』

 ホメロスの秘書だが、占い師としても活動している少女。ホメロスの隣で敏腕を振るう。


 魔眼を持っている稀有な体質で、初対面の人間の魔力や本性を一目で見極めることができる。



『スパルタ公、戦王レオニダス』

 エーゲ半島の都市国家スパルタの王。


 巨大な体躯、地形を変えるほどの腕力、獣のような敏捷性を誇る、半島最強の戦王として名高い大男。


 イーリアス大祭ではジンと激突し、狂戦士化して猛攻を仕掛けてきたが、ジンの圧倒的な剣術の前に敗北した。



『奴隷王ウェルキンゲトリクス』

 双竜帝国出身の奴隷でありながら、奴隷を率いて帝国に反旗を翻した男。

 元奴隷の手下たちを率いて周辺諸国を放浪し、好き放題に振るまうことから、通称『奴隷の王』と呼ばれている。


 いつも飄々とした老人だが、双竜帝国や他の国々の軍すら容易に手玉に取る策略家である。さらには物体の密度を自在に操る能力を駆使して、イーリアス大祭では多くの強者を打ち倒してきた豪傑でもある。


 イーリアス大祭のBブロック決勝にてルシアと戦い、闇に目覚めた彼女に対して善戦したが、敗北した。



『エーゲの知将、オデュッセウス』

 エーゲ半島の離島国家イタカの領主。半島最高の策略家として名を轟かせており、弓の腕も大陸で一、二を争うほど卓越している。


 本人は物腰柔らかな青年だが、彼のことを頼る都市国家の君主も多く、エーゲ半島における最重要人物の一人。


 なお年上の副官であるディオメデスには、「領主らしく厳しさを合わせ持て」とよく叱責されておるが、本人は普段から楽天家である。


 イーリアス大祭では弓部門で優勝を果たし、エーゲ半島防衛戦では各都市国家の君主やアテナ・ポリス首長ホメロスからの推薦を受けて、防衛軍総大将として抜擢された。



『トロイ公、破砕のヘクトール』

 エーゲ半島の軍事小国家トロイの君主。知勇に秀でた歴戦の名将であり、あらゆる城壁を砕き、あらゆる軍を破ることから、破砕の二つ名で恐れられている。


 イーリアス大祭では本選Aブロック一回戦でジンに敗北したが、エーゲ半島防衛戦では東トラキア平原で猛威を振るい、夜叉騎兵隊を撃滅した。

 その後、死霊王ヤーマの軍勢をアレスと共に迎え撃ち、敵の攻撃からアレスをかばって重傷を負ったが、この行為によりアレスは奮起し、血槍の能力を覚醒させた。

 



『猿人傭兵ハヌマーン』

 



『蛇人傭兵ナーガ』


『槍の猛将ディオメデス』


『黒き賢者イムホテプ』













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