　ガルララを倒した後、俺達はそりゃもう盛大に祝われた。

　四魔族を倒したのは俺達が歴史上初めてだったらしい。

　報酬はなんと８億ネイツ、5人で分けても1億6000万ネイツだ。

　それからしばらくお祭り騒ぎになった後、ついに収穫祭の最終日を迎えた。

「君たちと偶然会えて良かった。ありがとう。また、いつか会う日まで!!」

　最終日の任務が終わり、タクミとも別れた後、

　残りは祭りを楽しんで帰るだけに…

「ケンタロー、ちょっといいですか？」

　突如、リリルに路地裏へ誘われた。

「どうしたんだよ。突然…」

　いや、分かっている。

　今度こそあれだろう。

　とか言っておきながらあまり期待をするとあとで残念に思ってしまうかもしれないと、期待しないことにした。

「この後、一緒に収穫祭、回りませんか？」

　………

　これ、期待していいやつでは？

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