#4
ついに出発の日がやってきた。
今回も転送魔法によって目的地まで飛ぶらしい。
「うむ、我ながら良い筋肉だ。これで王家の方々に見られても恥ずかしくないな!!」
「俺は恥ずかしいよ。」
「王家からの任務か…いつぶりだろうな。聖剣も喜んでいる。」
「私の最強を王家に知らしめる日がついに来たようですね!!王様を殺そうとした者は私が隕石で潰してあげましょう!!」
「王様も吹き飛んで即処刑だろうな。」
「この麗しきウィザードの回復術で…」
「お前の使う魔法からしてウィザードじゃないけどな。」
お前らみんなテンション高くね?
けどまあ、国からの指名任務なんてそうそうないだろうしテンション高いのは当たり前か。
正直言って、俺はめちゃくちゃ怖い。
俺のパーティーメンバーが無礼なことをして俺まで処刑になりそうなんだもん。
「では、準備ができましたのでこちらの魔法陣に入ってください。」
この任務は失敗すれば国が滅びるかもしれない。
そんな重大任務なのに…
「ケンタロー、なんでそんなに緊張しているのですか?」
「そうだぞ!!緊張していたら任務にも支障が出てしまうぞ!!」
何でこいつらはこんなに平然としているのだろうか?
「〈トランスファー〉!!」
王家の使いがそう唱えると同時、俺達の視界は光に包まれた。
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