#2
何がともあれ、無事に転生できたんだ。それでいいじゃないか!
「さて、まず町に着く前に腕試しといこう!方角魔法〈ランドマーク〉一番近い町はどこにある!!」
俺の改造された脳によると方角魔法とはその名の通り足元に現れた矢印が魔法使用者が宣言した目的地の方向を示す魔法である!……はずなのだが。
「あれ?おっかしいな?矢印があっち行ったりこっち行ったりしてる…あ、あれ?」
矢印がしっかり方向を示してくれない…
「え、いや、確かに紙には全能って!!」
俺はくじの紙を見返した。そこにはしっかり“全能”と書いてあった。
だが、下にめちゃくちゃ小さな文字でこうも書いてあった。
“注意)魔力は保証しません。”
なるほど、つまり俺の魔力はほぼ皆無ってことか。
「あ、これ詰んだわ。」
異世界転生から3分足らずで詰んだ。
「クソォォォォ!」
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