夢
夕飯後、自室に戻り一通り授業の復習をし終えた詩織。今日は身体測定・魔力測定があり授業が少なくて、すぐ復習が終わった。
なんとなく魔力測定の事を思い出す。水晶って浮いちゃう位軽いんだね。火力と温度は調整したけど、おかげで水晶の台が焦げなくて済んだ。水晶って他の属性の時はどうなるのかな?氷属性だったら凍っちゃうのかな?不思議。
だんだん眠くなってきた。
時計を見ると21時になったばかり。慣れない新生活で疲れているのだろう。早めに寝る事とした。
---
夢を見た。
いつも見る夢。
何かを大切に守ってる。愛した人からの裏切り。何かを必死で探してる。けど見つからない。
やっと見つけた。けれど、いつも邪魔されて取り返せない。何度も何度も繰り返し邪魔され、激痛が身体を襲う。血の海の中、手が赤く染まる。
見つけなければ、私の大切なモノ。見つけなければ、私の…
詩織は、はっと目を覚ました。
「私の…?」
何か必死になっていたけど、何をしたかったのかいつも分からない。
ずっと前から同じ夢を見ては、時に
薄っすら汗ばんだ肌をさっぱりさせようと、着替える事にした。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます