簾秋

どんな季節に風を吹かせてうたうたう?

遠くはないって信じたいのに

変わりゆく自分だけの幸せを逃せなくて

今日も壊す……


消した栄華えがおの記憶の果て

千切れた背中も合わせたらまだ戦えて

二つの羽に進化する

透き通る

瞳に灯るのは虹だけでいいの

光とほのお抱え笑う

二つの心がけ合いいまになるから

この道の彼方へ


ワクワク アシタキラメク


声よあなたに届け


こんな輝きに瞬いたドライフラワー

枯れかけていた美しさにも

移りゆく生命いのちの傷が癒えるときの音色に

酔った瞳……


(Base solo……)


明けない世界は今日も二人を包み込む

それでも心は踊るよ

暗闇を彷徨い続けた旅路は美しく

今も正しい儘でいるよ


この声が届く限りじゃありきたりすぎる

僕は声届けに追いかける

どこまでも

平和は犠牲の外側で待っているよ

このまま進むだけじゃないと

知ってた あなたの背中が支えているから

会えなくなっても


スクスク ハネデスダツヨ


詩よ時代に遺れ

―――――――――――――――――――――

 簾秋はタイトルからわかる方もいるかもですね、額田王ぬかたのおほきみ「君待つと れば 我が宿の すだれ動かし 秋の風吹く」をモチーフにした楽曲です。


 恋路を描く面と、戦闘を描く面とを両立させる歌詞を考えるのに苦労した^^;


 春音史上初のベースソロのパートを加え、どこか懐かしくもパワフルな楽曲に仕上がりました。

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