戰線のマリア

すべては夢と知った―


必然の奏で 夕焼け

壊れていくさまを眺めて

涙を流しながら包まれ

使命ごと焼かれた


何億年続く歴史

繰り返す爭い

だけどそのたび得るもの失うもの

それは記憶と光


救えない 神では

抑えられないものと気づいて

立ち向かうか覚悟するか

すべてが夢であって

叶わない未来を嘆く力も残されないくらい

酷酷とした空を見上げて


偶然の呼気 白い靄

舞うのは紅い生きてる証

痛みと引き換えに人は未来を

人生を選ぶの


何億年続く愛と

輝かしい未来

そんな幻想弄りだす

それはたいした琴音


止まらない 逆光が

光源を失ったとしても

それはまだ届き続け

際限なくうるさいの

惑わない心が

真っ先に潰されると知ったから

酷酷とした心を撫でて


燃え盛る終末が

目を開けば平穏


閉じていた心を

開いてないだけだと気づいた

扉を壊し 哀しい程

すべて可能と知る


救えない 神では

ならば私だけが救えるよ

覚悟していた痛みも良い機会よ笑うだけ

惑わない心が

真っ先に花咲かすと知ったから

見つけられなくても花は咲く

―――――――――――――――――――――

 こんにちわ!桜舞春音でございます(^^♪


 小説「バディ」のイメージソングでもあるこちら。誰もがなにかを信じ生きている。でもそれは救ってくれないこともある。だから信じたまま、私で生きる。


 ストリングスが活きる高音アレンジに、壊れかけの世界を錆びた自転車のチェーンを録音したベースで表しました。

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