夜桜

星の彼方だけ旅路がある

少し違う言葉で塗ったメロディ

いつの間にか信じていた

"明日"の夜色


いつまでもここにいるままじゃ

つまらないと飛び立ちたいけど

山々気持ちだけじゃない

羽を乾かせない蝉

声をたどって

今も未だ描き足りないから


星の彼方だけ旅路がある

少し違う言葉で塗った

この未知だけは譲れない

未だ咲いてすらないから


春の風に運ばれて

怖くないの 揺れる音

夜になれば光は失せて

息は白むよ


僕らはいつか争う きっと

それですら離れられないのに

理由なんてないのに

二度と会えない夜が来る

つれづれに星を眺めていた夜に星を誓おう


触れたかった

触れたりない

心の中 雨が降り注ぐ

桜は散って舞い落ちて

いつか夜になる


星の彼方だけ旅路があるって

少し違う言葉で塗った未来は

芽吹く別れすら育てる

朝を手招く


春の風に運ばれて


会えぬ日は来る

だから笑おう

―――――――――――――――――――――

 こんにちわ!桜舞春音です✨


 夜桜は、桜舞春音の思う春の友情を綴った渾身の作品。


 ピアノとストリングスを鳴らす静かなバラード曲です。電車の走行音を録音し、車内の音と車外からの音を混ぜることで浮き沈みし変化する心と天候をイメージ。


 曲としてnoteやYouTubeで公開するならこれが最初かなと思う。


 春らしく、春音らしく、心寄せあう楽曲に仕上がりました。

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