鬼ヶ島

ならば鬼の全部を嫌って

笑いあう善意の中に

孤独とまた新しい

悪意が生まれてることに気づいて


壊れた車でさえ

車検まで乗ってよね

部品取りでいいから

すべて否定しないで

本領の本心は

意識の外にあって

知らないうちに錆びてくから


少し変わった車が名車で

終わることもあるのだから

軽量な心臓に

ちっぽけな体で十分だよ

名前呼ばないで 嫌いと

狭い心が思うから

まだ死ねない

まだ生きたい

自分への小言も終わってない


PIKA PIKA

KIRA KIRA


割れた鏡にさえ 

優しく触ってみて

嘘ついてもいいから

美しく終わらせて

団結の偏りは

誰かの汗になって

意図せず滑らせ崩すものだろ


荒い海をわたって別れて

いつしか忘れ去るけれど

思い出すほど篤い

思い出なんてないから別にいい

僕を真似ないで 普通と

狭い心が思うから

まだ生きたい

まだ飛べない

くだらない人生を懸ける鳥よ


beep KIRA

Deep PIKA


明日の展望は

今日の夢のなかに

小さく教えてくれてるものだよ


少し離れた心を繋いで

嫌いなのに大好きとか

悪いほど 汚いほど

悪い気はしないとか言ってみせて

愚直に生きるの嫌いだ

狭い心が拒むから

まだ飛べない

まだ泣けない

自分への小言も終わってない

―――――――――――――――――――――

 噂が支配する街で、どれを信じてどれを疑うかは難しい。団結は孤独を生み、衆は独に勝り独が衆となる。その繰り返し。

 そんな世界でパラノイア的に生きる視点を寓意的に描いた歌詞に、低いエレキギターのメロディをつけてみました。アレンジなし!(笑)ベースにはZ11キューブのエンジンを。

 爽やかに見える朝に、白い息を吐きながら歌うような楽曲に仕上がりました。

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