四季

 涙乾いたら 全部を君に そっと告げる 


嫌いと言って離れていたのに

一途に君は僕を見ていたね

離れ離れ 思い出していた

どんどん涙溢れる

決別したはずの過去

僕の中に流れては 鮮明に思い出されて

はしゃいでたイノセンス 僕の頃


錦の布の小さな包みが そっと触れる僕らの思い出

君の知らない僕の中身がどっと溢れる

雪崩の様に 今夜は星を眺めて


新しいものに触れたら 揺らぐだろうと思っていたの

だけど僕は君を探して 結局同じことだね

全て違う君と僕

それでもふと気付いた時 それぞれいいなと思えたら

はしゃいでたイノセンス 君の頃


錦の鯉の跳ねたしぶきが そっと触れる僕らの掌

君が触れてた僕の中身が 善がり咲いた 春野原の様に

今宵は君を探して


錦の布の小さな包みが そっと触れる僕らの思い出

君の知らない 僕の中身が どっと崩れる 雪崩の様に


錦の空の 淡い決心がそっと告げる 僕らの愛 また

君が触れてた 僕の心が 夜に咲いて 燃え尽きるまでに

乾いて 涙の後


今宵は君の中で


【解説】

みなさんこんにちわ。桜舞春音です。

作詞ももう十個目か...。


四季は江戸時代後期の京都を舞台にした身分違いの愛を描く僕がむかっしに書いた小説がモチーフです(急な宣伝申し訳ございません)。


「僕」と「君」は一度は嫌いと離れていました。しかし、お互い忘れられず、決別したはずの「僕の頃」

{楽しかった恋をしていた頃

を思い出しています。その思い出は、美しい錦織が優しく包んでいる繊細で淡いものでした。


新しい暮らしや恋に触れれば、過去は揺らぎ忘れてしまうだろうと思っていましたが、実際には恋を加速させるのでした。「君」「僕」は違う人間なので勿論すべて違いますが、それでもそれぞれがいいなと思えば楽しい、と気付くのです。

善がり咲くは「すべてが一気に花開き、想いがつのって溢れる」という意味で、それを春野原に例えています。


恋ですか。いいですね。

僕の場合相手も自分も男性なので人によっては喧嘩が修羅場ですが...。

一度嫌いと離れてもなおお互い大好きで大好きでたまらないなんて素敵ですね。


【作詞は毎日投稿です!ぜひコメント等で皆さんの意見・解釈をお聞かせください!】


明日から中三です...受験って大変だね...

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