Ambitious

 独り眺める秒針の針

白亜の壁に囲まれた病室の窓からは忙しない車の動き


高い場所から見下ろすと

君がどこかなんてわからない

違う世界の中で想いながら生きている


ねぇ誰か教えてよ

この胸の痛みを

ねぇ誰か話してよ

独りの僕と

澄んだ冬の空をずっとみつめてた


永遠の

Ambitious 消えていく

いつか抱いた夢が

熱と引いていくあの時のAmbitious

僕を消し去ったこの湿った檻の中

少しずつ 僕の熱が冷めていく


独り転がす軽自動車

黄色いナンバーに白いボディ

ウィンドウの外には忙しなく動く大人達


ねぇ何か足りないよ

心の中にある

ねぇ誰か教えてよ

僕が失った物

遠い記憶の中 何かが弾けた


フラッシュバック

Ambitious 残り火は いつか抱いた夢を 曖昧に照らしてる

あの日失くしたAmbitious

僕を消し去った 世界の鎖の中

少しずつ 僕の熱が揚がっていく


思い出してみてよ

楽しかった頃を

もう失いたくない

自分のことだ

エンジンを切ってそっと降り立った


永遠に

Ambitious 走り出す

あの日見つけた場所へ

朧気な記憶の中 我武者羅にAmbitious

空に手を重ねる 赤い色に染まった


少しずつ 僕が取り戻されてく

透明な色を塗り替えていく


【解説】

みなさんこんにちわ。桜舞春音です。

Ambitiousアンビシャスと言えば、東海道新幹線のアナウンス前のBGMがTOKIOさんのアンビシャスジャパンじゃなくなるというニュースは衝撃でしたね...

僕ら世代は特に今までずっとあの音楽でしたし。愛知から他地方に出ようと思うと近鉄か東海道新幹線が殆どなので寂しいですね。


話がそれてしまいましたが、この詞は東海道新幹線とは全く関係ありません!(;^_^A

訳あって入院していた「僕」が「君」を想っている詞ですね。


入院中って暇ですよね...特に体調はいいのに入院しているあの時間。大事な休息ですが、個室だと寂しがり屋の僕は三日が限界でした...。

「僕」も同じでしたね。


見るものが無く窓の外とか時計とかを眺めていたわけですが、「君」を想いながらも違う世界で生きているように感じていました。(←共感)

同時に胸の痛みをおぼえ、誰でもいいから話したくなります。(←共感)

そしていつか抱いたはずの情熱Ambitiousが(体温的な)熱と共に引いていき冷めてしまうのです。湿った檻とは病室の事です。


その後退院し、数年後車を運転していた「僕」。ウィンドウから見える忙しない大人達を冷めた目で見ていました。それでも何かを失ったことには気付いています。そうしているうち、はるか遠い記憶の中で何かが弾けるのです。

そして「君」を見つけて、降り立つのでした。


あとは大して難しくない!だって後半ノリで書いてるもん!

すいません実はこれ一年ほど前に僕が某流行り病で入院した時にノートに書いといたやつなんです。改変してありますけどね...。


僕の場合入院によって作家魂が燃え上がるというよくわからない現象が起こった訳ですが、書かないと書けなくなっていくものですからね。

病床不足の当時に入院出来て、創作力が飛躍的に向上した奇跡に感謝すべきですね。


【作詞は毎日投稿です!ぜひコメント等でみなさまの意見・解釈をお聞かせください!】

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る