2 ひまわり

ゆめならば幾分楽なのでしょうか


蒸し暑い日々に音が鳴る

落としたものを拾い上げぬ儘

そのまま歩いて忘れていく

"そのままの君で""自信を持ってね"何度言えば気が済むのでしょう?

忘れた自分をどう貫けと言うの?

思い出せはしないのだから


昨日の思い出さえ 昨日の温度でさえ

虹の様に掴めない 綺麗な儘の

点と点で繋がらぬモノクロの記憶

独りの自分は彷徨うのでしょう


眼を開き 前向き 気合入れて

そんな虚栄心に風が吹く

落とし物を探し戻るより

忘れて次を歩んだ方が...

"こうしなきゃダメよ""あなたは違うわ"僕を決めつけて何になるの

僕の思うまま 進んではダメなの?知らないの?僕をもう誰も


それでも、思い出ならそれでも、笑顔ならば

つくれるさ、昨日のことの様に

二度とは訪れない今日この時を忘れない

僕は地図を手にした


"見切りをつけたら?""他の道があるわ"僕を応援してくれないの?

僕の思うまま 生きてはだめなの?

夢見ることさえご法度なの?


今でも忘れたあの日の記憶

今では道しるべは僕自身


【解説】

こんにちわ。桜舞春音です。

「ひまわり」は自分の未来を選ぶことに左右される「僕」の詞です。


「僕」は自分を忘れてしまっていました。未来、進路を選ぶときに自分がわかっていないと大変ですよね。そんな「僕」は周りの大人から「そのままの君で」と声をかけられます。しかし思い出すことが出来ない自分を貫く方法はわかりませんでした。昨日の思い出さえ思い出せないほど、「僕」は孤独をさまよってしまいます。


いつも人前に出るとき、「僕」は言ってしまえば見栄を張った状態で出ていたわけですが、それではだめだと気付きます。焦り行き場を失くした心に風が吹き一度落ち着けば、冷静になり忘れたことはなかったことにして次を見たほうがいいと思いはじめます。そのころやりたいことが見つかりかけましたが、周りからの反対や「合っていない」の声に決めつけられ縛られた感覚になり、自分を理解してくれる人がいない孤独にまた苛まれます。しかし、ゆめだったなら、とある種開き直り、思い出だったらつくれるじゃないか!と思い出すわけです。

反対されながらも、道しるべは自分だと割り切って夢に突っ走る、そんな詞でした。


これは僕(桜舞春音)の経験もちょっとあります。点と点の記憶という言葉ですが、共感してくれる人が少ないですが、僕の頭の中の感じです。記憶をまとめたテープみたいなものが浮かんでいる薄暗い部屋があって、一個一個それをたどって記憶を思い出す感覚、わかりますでしょうか?

近況ノートでイラスト付きで伝えられたらいいと思うので詳しく知りたいよ、とかこういうことじゃない?とかある方は教えてくれると有難いです。

僕も四月から中学三年生、他人の夢に反対すべきじゃない!とは思いますけど、善意でというか、悪気はないはずなので上手く付き合っていける方法を模索したいですね。それは進路選択以上の成長につながる気がします。


【作詞は毎日投稿です!あなたのご意見、解釈よければコメント欄にどんどんお書きください!】桜舞春音

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