学園編

第2話 学園

俺は制服を買ってもらい、学園に入ることになった

この学園は全寮制で金さえあれば誰でも入れる。

しかし、この学園は学科が4つあり、入った日のうちに謎解きと戦闘テストをしてその結果によって、狙った学科に入れるか決まるらしい。


この学園は戦闘科、鍛冶科、商業科、貴族科。

1番人気は貴族科で2番人気は戦闘科、3番人気は商業科で、4番人気は鍛冶科らしい。


貴族科は成績によっては貴族になることも可能で貴族が通うことが多い学科。


戦闘科は、冒険者や兵士になりたい人が入る学科。


商業科は店を開いたりする人が入るスキルが悪い人も関係なく出来る学科。


鍛冶科は鍛冶をやりたい人が通う学科らしい。


俺は戦闘科を選んだ。


この学園、広すぎる。かなり迷った。

結局上級生に教えてもらって、テストを受けに行った。


「試験始め!」


謎解き試験が始まった。

俺は一応謎解きは得意だ。しかし、子供程脳が柔軟な訳では無いので、本気で解いていこう。

そんなこんなで俺は謎解きを解いていった。


「試験終わり!」


俺は一応謎解きをやったが、問題数が多すぎた。

これは誰も最後まで解けないだろう。

そう思いながら次の試験会場に向かった。


次の試験は戦闘試験。

戦闘試験は8つの会場に分かれて、バトルロワイヤルをするらしい。


俺は会場に置いてある武器の1つ。

木剣を借りた。


「試験開始!」


俺は結界を張って寝転がる。そして少し経ったら、観戦を始める。終盤の人数が2〜3人に減ってきた頃に俺は結界を解いた。


【身体能力強化】【腕力強化】【剛腕】【豪腕】


俺は身体強化を4種類発動させ木剣を振るう。

風圧で生徒が吹き飛ぶ。


「……流石にきついな。」


身体強化は魔力で身体能力を無理矢理底上げするスキル。その弱点として身体への負担が大きいデメリットがある。その多重発動となれば身体への負担は膨れ上がる。


【ヒール】


俺はその負担を回復魔法で身体強化発動後に回復させる。


「試験終了!」


俺は試験終了後、すぐに寮に戻った。


******************************************************

次の日。


俺は、試験結果を見に行った。

戦闘科に無事は入れた。しかし試験結果ではギリギリのラインで合格だった。


そんな感じで俺は戦闘科のクラス。Bクラスに向かった。


俺はクラスの扉を開けると、まだ年齢的に小学生と殆ど変わらない。皆ではしゃいでいる。

黒板に自由席と書いてあったので俺はクラスの端の席に座り、身体強化を使い筋肉繊維に負荷を、身体強化を使い魔力を鍛えていた。


「皆、席に座って。」


そして1人の女性が入ってくる。

そして皆が座った辺りで自己紹介をする。


「私は1−Bの担任になったメル・タザイトです。宜しくね。」


そして俺等は自己紹介をすることとなった。


「カルです。好きな事は…外で走り回ることで好きな物は、母さんのシチューです。宜しくお願いします。」


そして俺はその時間が終わった後、校内を把握しに行った。


戦闘科1年は実は授業が少ない。基本的に自由だが月に2回戦闘と年に1度のテストがあるだけだ。


その理由として戦闘科は様々なスキルの子がいるので全員にアドバイスするより独自の戦い方を身につける方が良いと考えたからだ。


テストに関しては、魔物の種類や特徴のテストで、これは、1年で習う範囲は殆ど知っている魔物ばかりなので必要が無いのだ。


……後、教員が少ないので後でもしないとやっていけないのだ。


そんなこんなで校内を見ていると……


「汚らわしい!獣人が何でこの学園に居るんだよ!」


そんな声が聞こえた。


「お前見たいな獣人が居るせいで不愉快なんだよ。学園から消えろ。」


まぁ、どうでもいい。

俺はそう考え立ち去ろうとしたとき…


「俺は侯爵家だぞ。学園を出なかったら家族ごとお前を苦しませて殺してやる!」


俺は、いつの間にかその獣人を守るように前に立っていた。

体が勝手に動いた。


「おい!お前、邪魔だ。何故獣人を庇う!」


俺は馬鹿だ。放っておけばいいのに。

理不尽を見ると、無性に止めたくなる。


「お前を見てて腹が立ったからだよ。」


「何だと。お前!不敬罪で処刑にするぞ!

家族と一緒に地獄に落ちろ!」


「うるせぇ‥‥。」


俺は全速力で近づき。拳を放つ。


「お前なんか!スキルを使うまでもねぇ!」


俺はそいつが気絶しない様に殴り続ける。

恐怖を与えて、逆らえない様に‥‥


そして俺はそいつをボコボコにしてから回復させて獣人のところに行く。


「ありがとう。私ハセ・セレクタ。君は?」


「カル。」


「カル。どうして助けてくれたの?」


「…別に、アイツに腹が立ったから、お前を助けようとしたわけじゃ…」


「…そっか。怒ってくれてありがと。」


「……どういたしまして。」


俺はそこでハセと別れた。


そして俺は、ある程度見たあと。図書館で勉強をしてから寮に戻った。


【防壁結界】


‥‥‥一応襲われないように最低限の結界を作って。

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