仮面戦隊ジャスティスⅤ

ジャスティスⅤと不思議なビッチ

 この世には悪が蔓延っている。


 その名も、秘密結社ワルインダー。


 世界征服を目指す彼らは、超科学力で生み出した怪人や恐るべき破壊兵器、人命を顧みない冷酷で効率的な作戦を駆使して、その野望を日々着実に叶えようとしていた。

 ワルインダーを止めるべく、人類は考えうる限りの手を尽くした。が、地球文明が保持していたどんな方法を以てしても、結局ワルインダーを止めることはできなかった。外交も武力もワルインダーには通用せず、立ち向かったものは一つの例外なく蹴散らされた。


 この世界は、このまま成す術もなくワルインダーに蹂躙されてしまうのか。


 すべての試みが失敗に終わり、人々の嘆きと平和を祈る声が天に轟いた、その時だった。この世界に、"正義の味方"が現れた。ワルインダーに何度も果敢に立ち向かい、その度に世界を救ってみせたのだ。

 彼らの名前は、"ジャスティスファイブ"。仮面をつけた、顔もしれない五人の戦士たち。

 希望を託された彼らは、人々の声援を背に、今日もどこかで人知れず戦っている。ワルインダーから世界を守り、平和を再び取り戻すために。


          ◇ ◇


 ここは喫茶「まさよし」。東京の裏路地に佇む、知る人ぞ知る名店だ。コーヒーの味もさることながら、齢六〇を過ぎた店主の温かい人柄が評判良く、今年で創業四〇年を迎えるという。

 しかし、それは仮初の姿。じつは、この喫茶「まさよし」の地下には、かの国際的な正義のヒーロー"ジャスティスⅤ"の秘密基地がある。この謎の立地には、店主と幼馴染との因縁や約束や覚悟といった、焙煎コーヒーよりも味わい深い理由があるのだが––––まあ、そんなことはひとまず置いておいて。

 本日基地の中では、ジャスティスⅤメンバーによる緊急会議が開かれていた。


「…………さて、本日集まってもらったのは他でもない。最近巷で話題になっている怪異、『清楚系ビッチムチムチ露出お嬢様』について、みんなと話し合いたかったからだ」

 白を基調とした未来的なデザインの広い会議室で、テーブルで両手を組んだジャスティス・ブルーが、普段通りの淡々とした声音を装って口を開いた。しかし、言葉の端端からは、彼の心中の焦りを確かに窺い知ることができた。

 ブルーの発言と同時に室内の照明が落ち、前面のスクリーンに映像や解析グラフが何点か映し出される。それは、主に顔と胸部、大腿部にモザイク処理が施された女性の写真やイラストであった。

 これこそ、たった今ジャスティス・ブルーが名前を口にした怪異、『清楚系ビッチムチムチ露出お嬢様』。清楚系を謳っているだけあって、服装が白メインだったり、黒髪ロングだったり、お嬢様らしい品のある控えめな笑いかだったりと、どの写真やイラストもいくつかのステレオタイプ的な"清楚系要素"を押さえていることがわかる。しかし、それでいて隠しきれない豊満な体型や、それらを絶妙に露出したり強調するようなポージング、男受け良さそうな服を着ている点など、ビッチやムチムチや露出といった特徴も兼ね備えていることが、強いモザイク越しでも窺えた。

「コイツが今回の目標、清楚系……長いなクソ––––『お嬢様』だ。見ての通り、多くの矛盾を抱えた君の悪い奴であらせられる」

 メガネを直し、もううんざりだ、と言わんばかりにクセのある黒髪をかきむしるブルー。理路整然さを最重視する彼にとって、スクリーン内の存在はなかなか許容し難いのだろう。

 このスーツと白衣を着こなす利口そうな男が、せっせと『お嬢様』の画像を集めて資料を作り、モザイク処理までやってのけたのかと思うと急にギャグみたいになるが、これは歴としたジャスティスⅤの会議だということを忘れてはならない。決して性癖の暴露大会などではなく、世界を救うための話し合いなのだ。

 しかし、当然疑問は出る。おもむろに手を挙げたのはジャスティス・イエロー。太めの眉は困惑に曲がっていて、話し方にも戸惑いが如実に現れている。ジャスティス・ブルーが暴走するのは決して珍しくはないのだが、懐が深いしっかり者のイエローといえども、今回のことはキャパオーバー気味のようだ。

「あー、ブルー、いいかしら」短く咳払いをして「わたしは、今のところこの……『お嬢様』? に脅威は感じないわ。ただ少しばかり煽情的なだけのイラストや、過激な趣味の一般人にしか見えない」

 イエローが資料を見つつ述べた意見は、その場にいるブルー以外のメンバー全員が抱えていた疑問であった。現状、『お嬢様』はどう見てもただのイラストや写真であり、ブルーが言うような危険性は微塵も感じられない。

 とはいえ、それは資料を用意したブルー自身も十分承知しているようで、イエローの言を受けてすぐさまスクリーンを操作し、次の資料を提示したのだった。それは、ここ半年間の各種SNSのトレンドや、ユーザーの変化などを記した複数のデータだった。

「知らぬ者のために説明しよう。この形容しがたい怪異は、およそ半年前からネット上で見られるようになってきた。一月に投稿された『あきら@ポン酢ムチムチ侍』氏のイラストを皮切りに、連日世界的なトレンドにこのワードが入り、三ヶ月前からは街で実際にこの女を見たという投稿まで頻発されるようになった」

 画面が切り替わり、イラストではなく街角で撮影された写真が、何点が表示される。どれもモザイク処理が施されており、場所も時間も服装も異なってはいるものの、明らかに最初に見せられた『お嬢様』と同系統の外見をした人物の写真であることが容易に推察できた。

「そして、これらの目撃情報がある地域では、同時期から不審な失踪や事故が異常増加していることもわかっている。捜査記録や失踪届などを照らし合わせてみても、正常でないことは明白だ――っと、待つんだレッド!」

 SNSを開き、『お嬢様』で検索を掛けようとしていたジャスティス・レッドを、ブルーが慌てて制止した。きょとんとするレッドに、ブルーは首を横に振って見せる。そして、妙に深刻な顔で、レッドにとって残酷な真実を告げた。

「調べない方がいい。私の考えでは、この『お嬢様』や関連ワードには、ミーム汚染や精神汚染の要素が含まれている。乃木坂好きのお前には劇物だ、あっという間に脳を焼かれてしまうぞ」

「ひっ――――ぅぐ、っ……あ」

 レッドは慌ててスマホをテーブルに放り出したものの、『お嬢様』の矛盾で自らがもがき苦しむ様子を想像してしまったようだった。みるみる内に真っ青な顔になり、ジャージの袖で口を押えたかと思うと、ふらふらとテーブルに突っ伏してしまった。

 と、イエローに背中をさすられるレッドを尻目に、ジャスティス・グリーンがおそるおそる手を挙げる。

「どうした、グリーン」

「うん、僕にはこの事態が不審には思えなくて。イエローの言う通り、たまたまなんじゃないかな。街で目撃されたのは偶然趣味が同じ一般人か、『お嬢様』のコスプレをした人で、単純にこういったものが世界的に流行しているってことなんじゃ……」

「たしかに、そうとも取れる。しかし、これは明らかに異常なんだ!」

 ブルーが声を荒げ、グリーンの発言を遮った。「ひぇっ」と短い悲鳴を上げる気弱なグリーンを意にも返さず、かつてない程焦りを見せるブルーは、次々と統計グラフや新聞の切り抜き、警察の行方不明者リストなどをスクリーンに表示させる。その様子は、正義のヒーローの言動にしては狂気的すぎた。

「人工知能の演算でも、この行方不明者増加率と『お嬢様』目撃数に高い正の相関が出ている上に、各種SNS上での広がり方に、明らかに何者かの手が加えられていることがわかっている! こんなことを同時に、世界的にできるのはワルインダーしかいない――追加調査と『お嬢様』撃退作戦のために、みんなに協力してもらいんだ!」

 ブルーがテーブルを勢いよく叩く。数秒の沈黙が流れた後、スクリーンを睨んで考え込んでいたグリーンが口を開く。

「うーん、なるほど……ねぇ、イエロー、ピンク。女性的には『お嬢様』のご権威についてどう思う?」

「んー……」

 スクリーンの真正面の席から、気だるげな声が上がる。

 ぎらっぎらにデコレーションしたスマホから顔を上げたのは、ジャスティス・ピンク。前髪を整えつつ、『お嬢様』の写真とブルーを順番に見据えて、どこか物憂げに答えた。

「……清楚系にしてはアイライン濃くない? ちょー、冗談じゃーん、イエローってば顔怖すぎ。真面目にやるからさ」

 グリーンがイエローを諫め、ブルーがピンクに続きを促す。ピンクはブラウンカラーの髪の毛を弄りながら少しの間考えると、おもむろに口を開く。耳のアクセサリーが、プロジェクターの光を受けて微かに光る。

「そうだね…………うん、うちはこの人……たち? キライかな。なんか、自分のためにおしゃれしてない感じがするっていうか。あと、単純に男受け狙いすぎててキモい。だから――いいよ、ブルーにノッてあげる」

 ピンクが最後にそう言い放つと、彼女以外のメンバーが揃って目を丸くした。ピンクが人の印象に対してはっきりとした物言いをするのが珍しかったからである。

 そんな周囲の反応には目もくれず、意見を言い終わったピンクは再びスマホに注力し始めた。早速、日本政府に提出する『お嬢様』関連の報告書の作成を始めたのだろう。

「なるほど。ありがとう、ピンク」ブルーは噛み締めるように言って「ではイエロー、キミはどうだ?」

「わたしは……やっぱりまだ、ただの偶然なんじゃなかなって思う。でも、たしかにワルインダーには電子線部隊もあるし、ブルーやピンクの懸念もわかる。だから、普段の業務は行いつつ、『お嬢様』の麗しさに関する調査を継続する方針で良いんじゃないかと思うわ。グリーンはどう?」

「そうだね、僕もイエローに賛成かな。さっきはブルーに否定的な意見を言ってしまったけれど、折角ブルーが熱意をもって『お嬢様』にご関係される情報を集めて来てくれたんだ。協力するのが仲間として、『お嬢様』の従者としての責務だと思う」

「ふむ。わかったイエロー、グリーン」

 ブルーがそう言うとスクリーンが消され、代わりに部屋の電気が灯る。明るさを取り戻した部屋の中で、最初と同じように机に肘を突き、両腕を組んだブルーが短く息を吐いた。そして、急に頭を下げると、

「みんな、ありがとう。私は正直、この話題はまともに取り合ってもらえないんじゃないかと思っていた。こんなの、傍から見ればただのサブカル的なブームだし、自分の性癖を暴露するようなものだから」

「なんだ、ちょっと変なこと言ってる自覚はあったのね」

 イエローの一言にグリーンとブルーが苦笑し、ピンクが唇を尖らせた。

「君が会議の場でふざける人間でないことも、誰よりも正義のために尽力していることも、僕たちは知っているからね。君をバカにすることなんてしないよ」

 グリーンの言に、イエローもピンクも頷いて見せる。ブルーはそんな彼らにもう一度礼を口にしてから、席を立つ。そして、レッドの席が空になっていることに気が付いた。

「なあ、レッドはどうしたんだ? いつの間にかいなくなっているんだが」

「え? あら、ほんとだわ……たしかに、珍しく全然喋ってないなとは思っていたけれど」

「あー、レッドならちょっと前にトイレ行ったよ」ピンクがスマホから顔を上げる「俺の中の乃木坂が壊れるーとか何とか言いながらね。うける」

 笑うグリーンとブルー、額に手を遣って首を振るイエロー。会議室は一瞬で和気あいあいとした雰囲気になる。


 これこそがジャスティスⅤの絆の力だ。互いの信頼は厚く、正義へ向ける熱意も高い。彼らならばワルインダーも、正体不明の恐るべき怪異『『清楚系ビッチムチムチ露出お嬢様』も、必ずや打倒してくれるだろう。


「グリーン。わたしたちはひとまず、街で聞き込みをしましょう。『お嬢様』に関する麗しいお話を知れるかも」

「そうだね。早くしないと、『お嬢様』が待ちくたびれてしまわれる。従者として、それは避けないと」

「――ん。ねえ、ブルー。さっきミーム的とか精神汚染的とかって言ってたけど、あれってどういう意味?」

「ああ、あれか。恐れ多くも私が推測する、『お嬢様』がお持ちになっていらっしゃる魅惑のお力だよ。ミーム汚染というのは、無自覚な情報の変容を促す力のことだ。例えば、紅茶を見て『お嬢様』の香しい香水を思い出すとか。この場合は、紅茶に『お嬢様』を連想させるミーム的な力があったんだな。精神汚染っていうのは、まあ字の通りだ」

「ふぅん、なんか難しい。『お嬢様』ってすご。てか、このアイラインどこのメーカーのだろ」


                ◇  ◇


 東京の裏路地に佇む名店、喫茶「まさよし」。

 今日もここに、傷つき、苦悩する若者が一人。


「うぅ、ムチムチ露出ビッチ怖い……乃木坂のイメージ壊れちゃう……守って、俺の中の大和撫子……澤穂希ェ…………」

 ジャスティス・レッド。世界を守るジャスティスⅤの最年少で、リーダーにして熱血担当。そして、輩っぽい見た目の割に存外ピュアな、乃木坂46ファン。

 今日、彼は異次元の敵と対峙し、初めて恐怖と挫折、敗北を味わった。それだけ、『清楚系ビッチムチムチ露出お嬢様』は彼の中で恐るべき存在であったのだ。

 そんな傷心の彼に、うっすらと煙の立つコーヒーが差し出される。その芳醇な香りにレッドが顔を上げると、カウンターの向こうには喫茶「まさよし」の店主である中島正義なかじままさよし氏が静かに佇んでいた。

「よかったらどうぞ、サービスです」

「マスター……ありがとうございます」

 レッドの口の中に、ほのかな甘みとコク、温かい人情が広がる。心の中が瞬く間に暖まって行き、自然と深い溜息が出た。カップの半分を飲み干した頃には、レッドはすっかり落ち着きを取り戻していた。

「何か、あったんですか?」

 中島氏が、コップを拭きつつ尋ねる。

 ローテンポなレコードと、マスターの渋い低音ボイスが耳に心地よい。

 この空間で悩みを抱え続けることが、どれほど愚かなことか。ジャスティスⅤとして活動して数年、レッドは改めてそのことを実感した。気づけば、長い時間をかけて、レッドはことのあらましを中島氏にすっかり打ち明けていた。

「……なるほど、挫折ですか」

「はい……」

 肯定し、レッドは差し出された二杯目のコーヒーをすすった。心なしか、一杯目よりも甘みが強い気がする。

「俺、立ち直ること、できますかね。いつもだったらすぐに忘れてしまうのに、今日はずっと引きずってしまっていて。しかも、原因はあんなに些細なことなのに。もう情けなくって……」

「それは、君が大人になったということなんでしょう」

 思いがけないマスターの一言に、レッドは驚愕する。

「俺が、ですか?」

「そうです。そうやって些細なことでずっと悩んでしまうのは、それが、君が大人に近づいている証拠です。思春期ってやつですね。だから、別に恥じることはありません」

「そう、ですか……」

 レッドは、視線をカップに落とす。ゆっくりと渦巻く黒色には、自分の姿が映っている。赤い髪の毛、しょぼくれた二重、子供っぽさの残る顔つき。そして、それらに不釣り合いな筋肉質の体。いつも通りの自分で、何か変わったようには思えない。

 でも、きっとマスターが言うのならそうなんだろう。自分は大人に近づいている。でも、それなら、もっとちゃんとしないといけないのではなかろうか。

 自分は正義の味方だ。自分の双肩には、世界の命運がかかっている。こんな些細なことでうじうじ悩んでいる暇なんてないのではなかろうか。

「大丈夫。正義の味方である前に、君は一人の人間だ。普通の男の子らしい経験をする権利はある」

「マスター……」

 レッドの手の中で、コーヒーの黒い湖面が揺らぐ。

「それにね、困難っていうのは、必ずしも乗り越える必要はない。嫌な時は逃げたっていいし、乗り越えるんじゃなくて乗りこなしたっていい。だから大丈夫、自信を持って振舞っていればいいんだよ。普段通りの君が一番魅力的だから」

「……うん、そうですね。あー、もうなんかすっごくどうでもよくなってきたぞ!」

 コーヒーを一気に飲み干して、レッドは立ち上がる。まずは会議室へ戻って仲間へ謝り、それからいつも通りパトロールに出かけよう。そして、とりあえずワルインダーをぼっこぼこにしてやるのだ。

「よっしゃー、やるぞぉぉぉぉぉ!」

 静かな雰囲気の喫茶店にレッドの品のない雄叫びが響くが、マスターは気にすることなく、ニコニコと笑ってそれを見ている。その時彼の心に浮かんでいたのは、在りし日の記憶。かつての幼馴染との思い出だった。

「カレン……君の意志は引き継がれているよ」

 マスターがポツリと呟いたその時、店の奥の隠し扉が開いた。ジャスティスⅤの基地と繋がる道である。そこから現れたレッド以外のメンバーたちは、行方不明になっていたリーダーを見つけると、すぐに彼の許に集まってきて、口々に声をかけるのだった。

「あ、レッドいたし」

「ほんとね」

「レッド、気分は大丈夫? 僕たちこれからパトロールにいこうと思うんだけど、来られそうかな」

 レッドは腰に手を当て、溌溂とした笑顔を仲間へ向ける。いつも通りのレッドに戻っていることがわかり、仲間たちは顔を見合わせ、満足げに笑みを浮かべた。

「ああ、大丈夫さグリーン。どこに行くんだ? 商店街か? オレ的には、ワルインダーがよく出る霞が関辺りに行ってもいいけど――」

 すると、隠し通路からブルーが遅れて姿を現した。

「ああ、すまないレッド」隠し通路から遅れて現れたブルーが言う「実は、今日はもう行く所が決まっているんだ」

「なんだ、そうなのか。で、一体どこに行くんだ、ブルー?」

 何の気もなしに、レッドは純粋な質問を投げかける。

すると、レッド以外のメンバーが意味ありげに目配せしたかと思うと、やけににっこりと笑って、一斉に答えた。


「「「「『お嬢様』のお屋敷さ!」」」」


 創業四〇年の喫茶店の中に、レッドの悲痛な叫びがこだました。


                                   終われ

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