ー33- 祠ノ箱ー締
鶴ににた
森の命を全て喰らい。
異形の
人も森の生きるモノすら遠ざけた。
年月。
朽ちて。
消えたワザワイは何処へいった。
岩の崖に文様を刻み。
災厄の箱の表には
複雑な、ナニとも附かない文様があり。
文様のカラクリの先には
知が宿る。
人の皮膚を装丁とした本とも言う。
本は知識を指すのではないか。
この世の
贄を求めて
___が現れ。
灯。
ちり、・・・ん。
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