かぎしっぽ

 先日、サホロ国へ引っ越しした方から引き取った猫ちゃん。青空という名前にした。青空はかぎしっぽ。幸運を引っかけてくれる縁起がよいとされている。他にかぎしっぽの子は、


 根本からくるくるのジョー

 ひらがなの【く】の字になっているベス

 先端が少し曲がっているひょう

 先がくるくるになっているメグとメイがいる。

 ちなみに青空は真中あたりで90度に折れている。


 メグは母猫で子供はジョー、ベス、エイミー。だけどエイミーだけしっぽがまっすぐ。みんな個性豊か。


 かぎしっぽは骨が折れていたりなかったりしているので無理にさわるのは厳禁。取れてしまうと怖いので……。


 そんな青空くんは普段はあまりさわらせてくれないけど、急にしっぽの付け根、腰をさわれとアピールしてくるときがある。おしりを高く上げてこちらをみる。ゴロンとひっくり返ってへそ天して再びこちらをみてくる。とても愛らしいのだけどさわるとなぜか前進してしまう。離れてまたさわってアピール。追いかけてさわってもまた前進。最後には走って逃げていく。


 他にも腰をさわってほしいとアピールする子はいる。ちなみに叩くのではなく軽くポンポンするのがいい。


 一番さわってほしいのは、タン。この子は元々野良猫だったけどハジラミが酷くて保護してほしいと相談をされ捕まえて保護をした。キレイにする魔法があれば簡単に取れそうだけそういうのはないみたい。

 あとはエイミー、つかさ、ひょう、かえで、ハン、メイ、ぶちょ。だれかがかまってもらっていると自分もやってほしいとアピールしてくる。


 かぎしっぽの話。曲がってしまう理由は遺伝が多く日本猫は特にその数が多い。しっぽのないマンクスという猫種もいる。マンクスについて聖書に出てくるノアの方舟。ネズミを追いかけていた猫が最後に飛び乗ろうとしたときにしっぽを挟んでしまい取れてしまった。というお話がある。

実際、遺伝以外のかぎしっぽができる理由として、産まれてすぐの頃に母猫や兄弟猫に踏まれて曲がってしまったり、成長後もなにかに挟んで曲がってちぎれることがある。それだけ猫のしっぽは繊細なので気をつけないといけない。


 そういえばこの国ではかぎしっぽの子を見たことがない。なんでだろう?治しているのかな……?



  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る