半ば冗談のようなCOH作戦から、意外なくらい笑、真面目な星部屋での観劇タイムへ。そして、ここで救いを求める祝詞として、タイトル「ヴァイマリアード・ハイラガード」のフレーズが唱和されましたね。不意打ちだったので、印象深いものがありました。
意外といえば、アドラがまさかシエルに、嘘の告白をするとは。なんて罪なことをするんだろう。と思いきや、シエルの返しがとっても強かったですね。ただのお嬢さまではない、シエルのまっすぐな心のなせるわざでしょうか。
作者からの返信
やなか様
いつもコメントありがとうございます。嬉しいです!
ヴァイマリアード・ハイラガードという単語は序盤からちょくちょく登場していますが、シリアスな雰囲気では初めてでしたね。アドラは女性たちとの問題に負い目を感じているのか、もしくはシエルに何かを学ばせる気なのか、意外とちゃんと観劇するし、させます。
アドラはズィーと仲良しなシエルに妬いてますからねえ。恋は人を狂わせるのでしょうか。それでもシエルが自分に惚れたら、(表面上は)今まで通り何も変わらないと考えていたあたりは彼の優しさだと思いますが。ですが、シエルに見事計画を玉砕されました。シエルは地上では内気だったけど、多分この芯の強さが素の性格だと思います。だからこそ、アドラに対してうまく反論?できたのでしょう。
残すところ、後1話+幕間となりました。最後までお楽しみいただければ幸いです。
今回は――!!!
シエルから見て、古の東国の言葉でいう所の、「エモ」回というやつではないでしょうか!?
アドラは詐欺師だったのかもしれないけど、可愛くて憎めない!
シエルは、天使! 更に、ちょっと小悪魔?
しかも、さり気なく、アドラのお姉さんの話まで出てきていますよ!?
すぐそこに、事件が始まる気配があって、落ち着かない気分だったはずなのに、今回こそが『ヴァイマリ』の本筋のような気がします!
事件もドキドキですが、こういう、人と人との関係、って、グッと来ます。
恋愛絡みの嫉妬のはずなのに、読んでいて清々しく、温かい気持ちになれるって、凄いと思います!
ああ、良いもの読んだ~!
ありがとうございます!
作者からの返信
月ノ瀬さん
いつもコメントありがとうございます。嬉しいです!
エモかったですか!? 意識して書いたわけではないのですが、そう言っていただき嬉しいです。
アドラはシエルよりヒロインしてますね。シエル相手だと、普段はお兄ちゃん感出してくるので珍しいです。今回のシエルはぐいぐい押してましたね。多分、こっちが本物のシエルなんだと思います。恋バナに興味がある、普通の女の子です。
この話は第一部の山場でした。なので、ヴァイマリの本筋というのは正解です。普通なら決して交わらない人たちが紡ぐ友情ほど良い物はないと思います。アドラ、ズィー、シエルのわちゃわちゃ感も書いていて楽しいですしね。
残すところ、後1話+幕間となりました。最後までお楽しみいただければ幸いです。
エモいですね。22世紀には古の東国になっちゃってる日本が悲しいですが。
誤字報告というか文章の提案です。
>住人たちはこぞって高層ビルを建てたがる
いつぞやも書きましたが天井が近いので高層ビルは厳しそうです。
>艶めかしい女性が支配する舞台
↓
>艶めかしい女性《アドラ》が支配する舞台
女性がアドラなのは分かるんですけど本当は女性じゃないので、傍点をつけるか、アドラってルビを振ってはいかがでしょうか?
>感情に抑えが聞かなくて、
↓
>感情に抑えが利かなくて、
しいて漢字で書くなら抑えが利くです。ひらがなに開いてもいいかなって思います。
作者からの返信
みどりの様
いつもコメントありがとうございます。嬉しいです!
写真を見てエモいと言うのは簡単だけど、文章でエモさが伝わるように書くのはなかなか大変なことなので、エモいと感じて下さって嬉しいです。
多分、日本は温暖化で住めなくなりました。平均気温が50度近くなんてことはザラにあるのではないでしょうか……。
文章の提案もありがとうございます。お世話になっております。修正して参りました。あと、ご提案頂いた大伽藍という言葉をお借りしました。(出てくるのは次話ですが)。