第94話 叱責
ガバガバ設定ですいません!!
皆様の深い心で温かく読んでください…
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有希とゼシアの事を受け入れてもらって、俺はそのまま城へ向かった…勿論、皆一緒だ
そして、おじ…陛下、王妃、父上、母上、に昨日起こった出来事、エルフの復讐、帝国の事、ゼシア達魔族の事、そして有希の事、2人を婚約者に加えたい事を話した
「…………………………」
陛下は開いた口が塞がらない様子だ…王妃様は…
「ふふふふふふふ………」
…ずっと微笑んでる…現実逃避か?
「お前という奴は…」
父上も頭を抱えている…ごめんなさい
「……………………」
母上が何も言わない…何か考え込んでいるけど…
「アーク」
「は、はい!」
母上が俺のことを呼び捨てにした…こういう時は母上が本気の時だ…こ、怖い…
「まず、なんで貴方達だけで行ったの?どうして私達になんの相談もなく、そんな危ない事をしたの…」
「……正直に言って今回の首謀者である者達に父上や母上達では勝てないからと思ったからです…なんとか出来る力があるのに何もせず2人が死んでしまっては自分を許せません…」
「その考えは立派で、私達を想っての事なのは嬉しいですが…報告は出来たのではない?貴方は公爵家の後継なの…本来なら独断専行なんてもってのほかよ…報告すらも出来ていない、いい?貴方はまだ子供なの…確かに貴方は…貴方達は強いわ、私達よりも…それでも今回は個人的に動いていい状況じゃなかったわ…それこそ帝国と戦争になっていたかもしれないの…それもこちらから仕掛ける形で…貴方はもっと自分の立場を理解して、弁えなさい…師匠、アメリア達もです、貴方達も何故こんな勝手を?…師匠、エルフが関わっていたからですか?」
「うむ,そうじゃ…同族の始末は私がつけたかったのでな…」
「はぁ…お気持ちはわかりますが、貴方は元師団長なのです、こういう場合、どうすべきは理解しているはずです…酷な言い方ですが、貴方個人の問題に国を巻き込まないでください…民達にも被害が出る可能性もあったのですよ」
「返す言葉もないな…すまん…」
「アメリア達も、今でこそまだアークの婚約者ではありますが、将来、公爵家当主の妻になるのです…今回の様な行動は慎む様に…いいですね?」
「「「「はい…申し訳ありません…」」」」
正直、正しいことをしたつもりだったから、褒められるとまでいかなくてもこんな風に叱られるとは思わなかった…公爵家の後継として…俺は間違っていたのか…ふと…暖かいものに包まれた
「ホントにエマ達から連絡が来た時は心臓が止まるかと思ったわよ…本当に無事でよかった…」
母上が俺を抱きしめていた…俺の存在を確かめる様に強く…少し、泣いているのだろうか…
「申し訳…ありません…母上…ご心配をおかけしました…父上も…」
「あぁ、心配したぞ…ふふ、言いたい事はエレナが言ってくれたからな…アークよ…お前はこれからだ…よく学び、私の後を継いでくれよ?生半可な事では継がせんからな」
あぁ、2人はどこまでも俺を愛してくれているんだ…そう、改めて実感した
「はい…任せてください」
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