第3話 今度は転生かよ…


「オギャーオギャー」


ここは…どこだ?俺は……死んだんじゃないのか…体が上手く動かない……


「産まれましたよ!奥様!男の子です!」


「あぁ、私の坊や会いたかったわ…」


え?え?なんだ?誰だ?この人たち

産まれた?坊や?


「おめでとうございます。奥様…よく頑張りにならましたね」


「えぇ、ありがとうエマあなたのおかげよ」

エマと呼ばれた妙齢の女性に目をやる

あれはメイド服?てか外国人だぁー

金髪で少しキツそうな目つきだが優しさを感じるのだが普通の人にある耳がこの人にはない

というか頭の上に猫耳が付いている…あと尻尾も……すごく動いてるな…嬉しいのか?

そして俺は俺を優しく抱いている女性の顔を見上げた

うわーすげぇ美人…

整った顔立ち翡翠の瞳に艶やかな銀髪をした女性が俺を愛おしそうに見つめてくると言うかすごく豊満な胸が当たってるんですけどめちゃくちゃ照れるんだが…


バァン!!

「産まれたか!よくやったぞ!エレナ!大丈夫か!」


扉を勢いよく開けて入ってきた男性を見ると

ハンサムだ…ナイスガイだ…

ガッチリとした腕、肩幅すごいデカく見えるなこの人

この人も整った顔をしてる鼻が高くルビーの様な瞳が燃えている様に見える美しい炎の様だ

髪も紅く見えるな


「もう、もっと静かに入室してくださいアドルフ」


「あぁすまん!居ても立っても居られなくてな、それでエレナ体は平気か?」


「えぇ、大丈夫です。さぁアドルフ私たちの子です顔を見せてやってください」


「おぉこの子が私の息子…よくぞ産まれてきてくれた!」


「ふふ、さぁアドルフ私たちの子名前はなんと言うのです?」


「うむそうだったな、我が先祖の名を頂く事にした…この子の名前はアーク」


「アークライド・ルグウィンだ!」


俺は頭が混乱していた

訳がわからない俺は死んだはずだ病に倒れたなのになんで…ッ!

超美人と超ハンサムに抱かれてるんだ!

体は動かないし声も出ない…

まさか……まさか……

目線を動かして俺は部屋にあった鏡を見て…

俺を抱いている女性の銀髪と男性のルビー色の瞳の赤ん坊の姿の自分を見て…


「オギャー!!!!!!」

今度は異世界転生かよぉぉぉぉぉ!!


俺は盛大に泣いた…


















「ん?この魔力は…なんじゃ戻ってきたのか馬鹿弟子は」


「師匠?何言って……まさか!」


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