何故アイドルは超越者なのか?
【爆裂豪列天下無双国士無双天上天下唯我独尊万夫不当王道楽土天上天下
アルティメットバーストフェイタルキラーブラストグランドハイパー
ロジスティックロマンティックドメスティックドラマチックドラスティック
アーコロジスト12号-2型カスタム改マークⅡ】を爆音を響かせながら
周辺に集まっていた者達を轢殺して行っている。
「ぎゃあああああああああああああああ!!!?」
「なんだああああああああああああああ!!!!?」
「やめぇえええええええええええええええええええ!!!!!」
人間だった肉塊と血飛沫を浴びながらカートゥーンは激走していった。
「見つけた!!」
カートゥーンはウィリー走行を始めた。
「仁井さん!! 逃げて!!」
「おせぇよ馬鹿!!」
前輪で押し潰す様に就労支援機構『ぽっぷ』代表
仁井にアタックするカートゥーン。
だがそのアタックの威力を真正面から仁井は受け止めた!!
衝撃波で周囲は更地になった。
「
「その通りだ」
受け止めた前輪を持ち上げ投げ飛ばす仁井。
100m以上高く飛ばされた物の難なく着地するカートゥーン。
余波で100人は軽く死んでいった。
「このパワー・・・元軍属か?」
「その通りだ」
カートゥーンと仁井が対峙している横では
舞原と欄が都庁に向けて全力疾走をしていた。
舞原は邪魔する者はマイクで撲殺し欄は薙刀で薙ぎ払って行った。
「女二人止められずに何とするか!!」
大男が二人の前に立つ。
が、 瞬時にバラバラになる。
「アイドルは化物か!?」
読者諸賢も何故、 こんなに戦闘能力が高いのか
不思議だと思っているだろう。
答えは簡単、 アイドル業界のパワーインフレーションである。
年々、 アイドルに求められるハードルは上がって来ている。
そのハードルを飛び越える為にアイドルに必要な力も上がって来ている。
そして時は西暦4500年、 ここまでの未来になったからには
相当なパワーインフレーションが怒っているのは想像に固くない。
【アイドルとは現代に蘇りし仙人】
過酷なトレーニングと圧倒的な力からそう言われている。
だがしかし、 同時に読者諸賢はこうも思っているだろう。
『年々、 アイドルに求められるハードルは上がって来ている』
それは分かる、 しかしながら年々求められるハードルが上がっているのは
アイドルだけでは無いのではないだろうか?
無論、 近年次々と開発される新兵器に対して
軍事面でのパワーインフレーションがある、 仁井は元軍属とは言え
そのパワーインフレーションの波に乗った訓練を受けた事により
相当な力を有している。
他の業界でもパワーインフレーションは起こっている。
このパワーインフレーションの波に乗った者が
タイムトラベルをして西暦2000年代に来た場合。
一人で一万人は惨殺せしめる事が出来るだろう。
だがしかし、 アイドルは多くの人目に付く職業。
ならば必然的にそのパワーインフレーションは他の業界の追随を許さない。
アイドルは周囲を魅了する存在、 自分よりもショボイアイドルに
心惹かれる者は存在しないだろう。
それ故にアイドルには圧倒的な実力が必要なのだ。
そんなこんなを言っている内に
既に都庁に到着した舞原と欄。
「・・・・・何で貴女もここ?」
「貴女だけを目立たせる訳には行きませんわ!!」
目線を合わせる二人。
「・・・・・好きにしなさい」
「好きにしますわ!!」
「「「「「好きにさせるかよぉ!!!!!」」」」」
都庁から現れたのは大勢の警備員。
パワーインフレーションは鍛え方だけではない。
肉体を弄りまわし様々な異形を取り込んだ
脳が異常発達し物理法則を歪める
薬物により異常な筋肉発達を見せる
機械を体に取り込んだ戦闘用
神話の時代から人類を脅かす
東京都を守護する為に作られた
その数ざっと100体以上。
「お前達がここで都知事を殺しに来たのは知っている!!
我々都庁防衛隊の命を賭けてお前達をここで止める!!」
「貴方達の命なんてアイドルに比べればゴミも同然ですわ!!」
欄が薙刀で一蹴する、 吹っ飛ぶ都庁防衛隊達。
「むっ、 全員吹き飛ばしたつもりでしたが・・・」
超能力者がバリアを展開し薙刀の威力を削ぐ。
再度薙刀を振るうも防がれる。
「超能力は物理法則には縛られない!! そんなもんは効かん!!」
舞原にバリア毎殴り飛ばされる超能力者。
「アイドルだって物理法則に縛られない」
「くっ!!!!!
「「何だと!?」」
圧倒的な数で相手を殺す
により人間のクローンは禁じられている。
しかし殺人すら日常のこの時代に置いて法律は有名無実になっており
兵隊の数を揃えると言う名目での国家によるクローンは認められている。
だが都が勝手に複製人間を作るのは当然ながら認められない。
「法的にも都知事は終わりですわね・・・」
欄は呟いた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます