ケース7 かなめの事件ファイル
【事件の経緯】
市役所職員から取り壊し予定の団地に居座る小林という女性の立退きを依頼される。
当該の団地には小林の他にも幽霊が住み着いており、それらも除霊して欲しいというのが本音だったと推測される。
【事件の概要】
・過去に新興宗教絡みの集団自殺があった団地が事件現場である。
・立退き対象の小林はその事件で娘のミカを亡くしており、それが団地に居座る原因であった。
・しかし団地には過去の事件に類似する宗教団体が住み着いており、その女教祖ヤマメ様がなんらかの儀式を行い土地神を穢していた。
・過去の集団自殺と山林の開発事業によって、すでに限界まで陰化していた土地神は、ヤマメ様の儀式によって魑魅と成り果てた(先生談)
・魑魅とは水に属する霊体の総称であり、魑魅魍魎の片割れとされている(先生談)
・魑魅にまで身を堕とした元土地神は、ヤマメ様の使役下に置かれ、儀式によって操られていたが、これは土地神の神としての性質に激しく反する行為だった。
・そのためヤマメ様の支配から解かれた魑魅は、自身を陰化させている原因である集団自殺者の霊を根こそぎ根絶しようと激しく暴れた(先生談)
・先生の邪道(呪術?)と禍珠と呼ばれる強力な呪物の影響で魑魅は消滅。
・結果、禍珠に囚われていた自殺者の霊(小林ミカ)も成仏したと推測される。
【邪道】
・先生がとある術式を指してそう呼称した。
・術式の名称はシシエシャ(漢字不明)
・魑魅を食べていたように思われる。
・非常に先生は苦しそうにしていた。
・術式を実行中に発した、お母さん、お父さん、ごめんなさい、等の言葉も気になるが、とても聞けそうにないので今は保留である……要確認……
【命綱】
・先生がわたしに託した術式?
・依然
・先生の息を吹き返した際に感じた悪寒が、今でも時々思い出されて鳥肌が立つ。
【備考】
・あれ依頼? 時折黒い影が視界を横切ったり、不気味な気配を目撃することがある……
・命綱の寒気と関係があるのだろうか……? 要確認
・聞き間違いでなければ、先生が言っていた『俺の探している男』とは誰だろう……。嫌な予感がする。時々先生が冷たい目をする原因に、その人が関わっているのだろうか……
要確認
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