<第十話>差し伸べられた手

「くっ……もう……だめだ……」


グリーンは、苦しそうに言った。


「頑張って……グリーン……」


ティアは、励ましながら言った。


「もう少し……もう少しで……」


サリー先生は、必死に言った。


三人は、最後の力を振り絞って、自分達の炎を祭壇に向かって押し出した。そのとき、奇跡が起こった。三つの色とりどりの炎が、一つになって、虹色の炎に変わった。虹色の炎は、祭壇から噴き出す黒い炎を一気に吹き飛ばした。黒い炎は、消えてなくなった。祭壇の上には、赤く輝く剣が残っていた。


「やった!やった!」


ティアは、喜んで叫んだ。


「すごいね!すごいね!」


グリーンも、感動して叫んだ。


「これが……虹色の炎か……」


サリー先生は、感嘆しながら言った。


「虹色の炎?」


ティアとグリーンは、聞いた。


「そうだよ。虹色の炎は……最高の炎だよ。それぞれの炎が調和して、一つになったときに生まれる炎だよ。それは……心の絆の証だよ」


サリー先生は、説明した。


「心の絆?」


ティアとグリーンは、感動しながら言った。


「そうだよ。僕達は……心でつながっているんだよ。僕達の心が一つになったときに……虹色の炎が生まれたんだよ」


サリー先生は、微笑んで言った。


「僕達は……心でつながっているんだね」


ティアは、嬉しそうに言った。


「そうだよ。僕達は……仲間だよ」


グリーンも、笑顔で言った。


「さあ……行こうか。あそこにあるのが……炎の剣だよ」


サリー先生は、祭壇を指さして言った。


「うん」


ティアとグリーンも、頷いて言った。


グリーンは祭壇に近づいた。そして、あの本のガルブックが言っていた事を思い出した。そして言い放った。赤く輝く剣を手に取った。


三人は、炎の剣を手に取った。炎の剣は、三人の手に温かく感じられた。しかし、炎の剣は、何も言わなかった。三人は、それが不思議に思ったが、とりあえず、神殿を出ることにした。


「さあ……行こうか」


サリー先生は、言った。


「うん」


ティアとグリーンも、頷いて言った。


三人は、神殿を出て火山を下り始めた。しかし、その途中で、彼らは危機に遭った。突然、火山から飛び出してきた炎の鳥が、彼らを襲った。炎の鳥は、炎の剣を狙っていた。


「きゃあ!」


ティアは、驚いて叫んだ。


「くそっ……どいつもこいつも……炎の剣を狙ってくるな!」


グリーンは、怒って言った。


「気をつけて……こいつは……強そうだよ」


サリー先生は、警戒しながら言った。


三人は、炎の鳥と戦った。サリー先生とグリーンは、魔術と魔法で攻撃した。ティアは、水の魔法で三人を守った。しかし、炎の鳥は、強力な炎の力を持っていて、三人の攻撃を跳ね返した。さらには、三人に噛みついたり引っ掻いたりして傷つけた。三人は、次第に追い詰められていった。


「くっ……もう……だめだ……」


グリーンは、苦しそうに言った。


「頑張って……グリーン……」


ティアは、励ましながら言った。


「もう少し……もう少しで……」


サリー先生は、必死に言った。


三人は、最後の力を振り絞って、モンスターに立ち向かった。そして、なんとかモンスターを倒した。しかし、その代償は大きかった。三人は、重傷を負って倒れてしまった。


「くぅ……」


グリーンは、息も絶え絶えになりながら言った。


「大丈夫……大丈夫……」


ティアは、涙を流しながら言った。


「助けが……来るといいね……」


サリー先生は、弱々しく言った。


三人は、意識を失ってしまった。


そのとき、偶然にも近くの森に住む回復魔法が使える魔女の娘であるツツテンが通りかかった。彼女は、火山から煙が上がっているのを見て心配して近づいてきた。そこで彼女は、倒れている三人と炎の剣を見つけた。


「あれ?これは……大変だぴ!」


ツツテンは、驚いて言った。


彼女は、すぐに三人の様子を確認した。彼女は

彼女は、すぐに三人の様子を確認した。彼女は、回復魔法が使える魔女の娘だったが、彼女の回復魔法は、とても強力だった。彼女は、自分の手から白い光を放って、三人の傷を癒した。三人は、すぐに目を覚ました。


「うぅ……ここは……どこだ……」


グリーンは、ぼんやりと言った。


「大丈夫だぴ?私はツツテンだぴ。

お前らを助けただぴ。」


「ありがとう……」


グリーンは、感謝しながら言った。


「ありがとう……ツツテンちゃん」


ティアも、感謝しながら言った。


「ありがとう……ツツテンさん」


サリー先生も、感謝しながら言った。


「そんなに言われたら照れるッピ」


ツツテンは、恥ずかしそうに言った。


「もう平気っぴ?……」


ツツテンは、心配しながら言った。


「大丈夫だよ。君のおかげで回復したよ」


グリーンは、笑顔で言った。


「そうだよ。君の回復魔法はすごいね」


ティアも、笑顔で言った。


「そうだね。君はすごい才能を持っているね」


サリー先生も、笑顔で言った。


「ぴぴっぃ~」


ツツテンは、嬉しそうに言った。




続く、、、

(いいね、ほし、モチベになります!!)


-=登場人物=-

グリーン        :主人公

サリー先生       :魔学の先生

ツツテン        :回復術師

ティア         :水魔法が使える少女




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