第37話
頭はぼやっとするし 熱でうなされているその上この状況だ
いよいよ 吐き気まで催してしまう 天井を見ると
あの後には黒いものが まだうっすらと滲んだように見える
なぜ気づかなかったのだろうか 見ている場所とはちょっと離れているから
仕方がないかもしれない でも何が上にいたのだろうか
父親が帰ってきた 私は寝ているとずっと言われていたので
根ばかり作ってそんなことをしていると そのうち いつのまにか眠ってしまった
眠るということで体力を回復したのだろう 私は目を覚ますと辺りは暗く
夕飯を食べているようであっ た私は起き上がるとそのまま
食卓へ向かった私だけおかゆであっ
たその次で 昼間のことを聞いてみるとそんなことは 知らないという
そんなわけはない 私はすぐに
布団の引いてあった今に行って電気を つけると確かにあのシミのようなものある
ただ それが違うと言われると何とも言えない
畳を見ると 確かにシミのようなものあるが
それが前からなかったと言われると何とも わからない
匂いを嗅いでみると確かに 何かするような気はするが
畳の匂いに消されているような気もする しかし確かにするとそんなことはないと
父親が一言言って 酒を煽っ
た何年までに それこそおばあちゃんの葬式の時に帰って
きて 私は あの時のことを何となく思い出してい
しかし あれは
全くの 夢だったのであろう
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