第32話

銀杏の実が 秋頃になると大量に落ちて


いるそれを何とか私はゴム手袋で拾って いると勝ち


背後で 禁断が落ちる音がし たこんなものが


肌に触れるとその部分が いわゆるかぶれてしまうのである


危ない危ない私はレインコート着込み ながらまた作業していると


勝ち地面を跳ねる音がした どうも危ないな私はそう思いながら


少々別の場所から取ろうとしたとき


地面に 禁断が落ちる音がする


振り返って私は驚いた


何もそこには落ちていないのである 気のせいか


私が そう思った時であっ たあんたは何してるんですか私は


振り返ると男が一人立っている 銀杏拾いをあれダメでしたか


私はそう言うと いいよ 銀杏がなるわけはないというのである


私は周りを見て えと言うと


数年前までは 銀杏のメスの木があったが


あまりにも邪魔なので 伐採して今ではオスしかないという


私は辺りを見て 驚くのであっ


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