第14話

パソコンに見知らぬメールを 見つけた

宛先なく

ただ 写真の付属が添付されており

なんとなく 開くと ウイルスではないかもしれないが

暗い公園のような場所

ブランコが写っていた

サビなのか 赤いペンキなのか

暗闇にそれが 色のお陰で見えておるが

それがなければ なんなのか 把握できないような 暗さである

なんだろうか

かなり古い カメラか機種で撮っているようで

水玉のような模様が 画像一面に入り込み

それは一種 オーブのようにも見えるが

明らかに ノイズが走り

暗闇で撮影できるような 装置ではないことが 窺い知れた

私は つまらない そう思って画像を メールを閉じた夜

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