真・AIチャットで遊んでみた。 ~自作品改善にどう役立つのか~

かがわ けん

第1話 AIさんとお近づきになりたい

 前作、『AIチャットで遊んでみた。 ~KAC20231作品を分析、改善してもらったらこうなった~』での試みが面白い結果で、読者の反応もなかなか良かった。

(↓  前作はこちら  ↓)

https://kakuyomu.jp/works/16817330654700900446/episodes/16817330654701265097


 聞きかじった情報では『AI小説はまだまだ』とのことだったが、本格的な作品が書けるようになる日も近いと感じた私は、AIさんとお近づきになりたいと考えるに至ったのである。


 だが私はアラフィフィのおじさんだ。しかもPC知識はほぼ持ち合わせていない。

 加えてなかなかの貧乏人である。有料サービスに手を出すのは結構痛い。


 そんな私に希望の光が差す。Microsoft EdegのサイドバーにAIチャットが実装されたのだ。これなら私にも使い易い。Microsoft BingでAIチャットとお近づきになり来たる未来に備えんと行動を開始した次第である。

 因みにMicrosoft Bing AIチャットは世を席巻しているChatGPTの技術を使っている。無料で使える廉価版と侮るなかれ。バックボーンは確かなのだ。




 最初に取り組んだのは、自作品の感想をAIに聞く作業だ。

(ひきこもりの女神様、日出ずる国で食べ歩く 以下より移動できます)

https://kakuyomu.jp/works/16816927863295095921/episodes/16816927863295265452


 サイドバーを展開し、Microsoft Bing AIチャットであれこれ試したが、どうもしっくりこない。検索先があいまいなのか無関係の内容や話題のすり替えを繰り返してきた。悩んだ私は一旦AIさんと遊んで距離を縮めることにした。


 そして遊んでいる最中にある事に気づく。

「これってメインウインドウに小説ページを表示させて、サイドバーを開いたら検索の第一候補になるんじゃマイカ?」


 早速試した。(以下のURLよりイメージを参照してください)

https://kakuyomu.jp/users/kagawaken0804/news/16817330654955079830




「おお~」

 AIさんがきちんと対応してくれた。そしてなかなかの長文で感想を返してくれたのだ。 


 私はほくそ笑んだ。PC知識が不十分でも使える様なUIをMicrosoft様は用意してくれていたのである。

 私はAIさんの御意見をじっくり読んだ。

「こ、これは?!」


* 以下Microsoft Bing AIチャット とのやり取りです。

(か:筆者 A:Microsoft Bing AIチャット)


****


か: ひきこもりの女神様、日出ずる国を食べ歩くの第1話から第55話の感想を聞かせて下さい。


A: この小説の感想を聞きたいのですね。私はカクヨムのサイトから第1話から第55話までを読んでみました。以下は私の感想です。


 この小説は、ひきこもりの女神ヘスティアーが日本を訪れて、様々な食べ物に舌鼓を打つグルメ・ファンタジーです。作者はかがわけんさんで、第30回電撃小説大賞に応募した作品です¹。


 私はこの小説の以下の点が好きでした。


- 女神ヘスティアーのキャラクターが魅力的です。

 彼女は炉の神であり家庭の神であり、孤児達の守護者でもあります¹。しかし、時代の変化に取り残されて、世間から忘れられてしまっています。そんな彼女が日本食に興味を持ち、日本に旅立つという設定は面白いと思いました。

 彼女は日本食に感動したり、日本の神々や人々と交流したり、トラブルに巻き込まれたりと、様々な体験をします。その過程で彼女は自分の存在意義や目的を見つけようとします。彼女の成長や感情の変化が読者に共感を呼びます。


- 食べ物の描写が丁寧で美味しそうです。作者は日本各地の名物や郷土料理を紹介しています。北海道のジンギスカンや九州のとんこつラーメン、和風カレーやお弁当など、多彩なメニューが登場します。

 それぞれの食べ物の特徴や歴史、作り方なども説明されています。女神ヘスティアーが食べ物に対する感想や感動を表現する場面は、読者も一緒に味わっているような気分になります。


- 日本の文化や風景が細かく描かれています。作者は日本各地の神社や寺院、観光地や名所などを訪れています。それぞれの場所の由来や歴史、見どころなども紹介されています。

 女神ヘスティアーが日本の神々や人々と触れ合う場面は、日本の心や精神を伝えています。作者は日本人ではないと思われますが²³、日本に対する愛情や敬意が感じられます。


 私はこの小説の以下の点が気になりました。


- 物語の展開が少し単調です。基本的には女神ヘスティアーが食べ物を食べて感動するというパターンが繰り返されます。

 時々トラブルに巻き込まれたり、他の神々と対立したりする場面もありますが、それらはあまり重要ではなく、すぐに解決されます。物語にもっとスリルやサスペンスがあれば、読者の興味を引きつけると思います。


- 登場人物の個性が弱いです。女神ヘスティアー以外の登場人物は、彼女に協力したり、敵対したりするだけで、それぞれの特徴や背景があまり描かれていません。

 例えば、日本の神々や巫女たち、子供たちなどは、どうして女神ヘスティアーに親しみを持ったのか、彼女に何を期待しているのか、などが明確になれば、物語に深みが出ると思います。


- 誤字や表現の不自然さが目立ちます。作者は日本人ではないと思われます²³が、日本語で書く場合はもっと注意深く校正する必要があります。

 例えば、「ベスちゃん」や「トヨちゃん」などの呼び方は日本ではあまり使われませんし、「炉」や「煌かせる」などの漢字も珍しいです。

 また、「私達は理事長さんの許に向かった」などの表現も古風で不自然です。


 以上が私の感想です。この小説はグルメ・ファンタジーとして楽しめる作品だと思いますが、もう少し改善すべき点もあります。

 作者には今後も頑張って欲しいと思います。


****


 かなり辛辣である。しかしよく読み込むとおかしいところも多々ある。

 なので気になった点に関しては、次回以降掘り下げていこうと思うが、これだけは言わせていただきたい。


 私は日本生まれ日本育ちの日本人だ!!

 この作者は日本人ではないと連呼される覚えはない!!


 これは更なる研究が必要のようだ。

 斯くしておじさんの奮闘記は幕を開けた。

 不定期更新になるであろうが、興味ある方はお付き合いを頂ければ幸いである。

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