第3話 無事に戻ってこれた
人さらいの犯人というか計画したのは、王女様のお母様。お妃様だったんだよ。
ひどいよね。王様も、無事に戻ってこれてお茶の時間をしてたら突然お妃様と一緒に現れてね「ジーナお茶を淹れてくれないか」ってニヤニヤ笑いながらいうんだ。
ボクは、「執事見習いの”せばす”」ですって言ったら銀色の鏡を取り出して顔を見せてくれたんだ。たしかにジーナだった。思い切りへこんだよ。
だけど王女様にかけた変幻の術は解いてあったから問題ないと思ってたというか、王女様に術の解き方を教えてなかったんだ。ソコは内緒だよ。
つぎに魔法使いの先生が出てきて変幻の術の完成度を確認するからズボンを脱げと言うんだ。ちょっと恥ずかしかった。とりあえず完璧だったみたいだけどブラブラするものがないのは冷静になると悲しい。まだトイレに行ってなかったけど先生がすぐに解除してくれたからブラブラはもとに戻ったんだ。
そのあと王様と王妃様が魔法使いの先生と視線を合わせてから、教わったことが身についているかテストだよと教えてくれたんだ。
一人で逃げなかったのはヨイことだと。そしてジーナとシーナの組み合わせも良かったと。王女様を連れて逃げようとしたら見張りの兵士に見つかるよう手配してあったんだってさ。
うん、王妃様の手のひらで走り回ってたと思ったよ。それから王様が、これからは「セバスちゃん」と名乗るようにって。
元々からしてセバスチャンって呼ばれてたのにセバスちゃんちゃんになるのは悲しい。
もう少し続くかも
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