面接の場合なら・・・

1.ケースバイケースの恐れもあるけど

 私がとある企業面接をしてきて、担当者から言われた内容はこうでした。

 「うちは求人票では土日休みと書いてるが、実態は1週間仕事の事もあるが、それでも働けるだろうか?」

 この内容で意図は大まかに3つあると思われます。

 仕事だとしても、本当に貴方はうちで働いてくれる意思はあるのか?

 もしくは、歓迎的な人材でないケースだとしてあえて意地悪な質問をしてきて、辞退するのを待ち望んでいる。

 企業側の経営状態が思わしくなく、採用に積極的ではないケース。

 建前上は「全く問題ございません。それだけ多忙であるならば稼げるときは稼ぐべきですし、残業も大歓迎です」と自信満々で発言しましょう。


2.いくらほしいの?

 企業側がどれだけの収入が欲しいかを問う時。

 本当にガチで問う事もあれば、それぐらい低くても本当に来る意思があるかと聴いてる可能性もあるため、あくまで建前上は求人上の給与の最低ラインだけは必ず主張することと、生活するうえでこの水準だけは妥協できないならば説明する事。

 歓迎的ではない場合は、パートからどうですか?って来る場合もありますが、自分が下積みからやってみたい想いを伝えるか否かで相手の反応も変わってくるかもしれません。

 

3.先方の考えが明確に出るのは現場見学を要請した時

 面接をして、先方から数日後に連絡が入る約束とした際に、〇〇の時の面接の返答でしたが〇〇様は正規雇用ではなく、3か月間パートからいかがでしょうか?という回答があった場合。

 一般的には辞退を希望している恐れもありますが、それでもうちに来るかを試している可能性もあるため、自分で覚悟を決めて発言出来るかで先方の対応はハッキリしてきます。

 そもそも本当に魅力的な会社は面接時にお伺いした時点で、先方の対応がスムーズであり、印象も良い事が多い。

 それぐらい面接者の対応に手慣れている事から、明らかに対応がスムーズでない事と、面接者に対して適切な対応が出来ない企業は魅力が低いと言っても過言ではありません。

 面接者に対する態度と従業員に対する態度は確実に比例します。


4.仮に書類上の点だけで判断されてそっけない対応及び条件を下げてきても

 全く動じる必要はありません。

 なぜなら、あなたに私の何が理解できるのだろう?私の何を知っているのでしょう?

 そのぐらいの気迫で臨めばいいんです。

 御社は他人を表面上だけの情報だけで判断される会社という事ですね?ぐらいでいい。

 面接というのは表面上の情報と対話で相手を知り、面接を通じて今後の事を考えるためにあります。

 聞くだけ聞いて面接者に質問させる時間を与えない面接官はロクな会社じゃないし、将来性なんてあるわけがない。

 まず、何より雰囲気が暗いし、決断力がない印象は最悪です。

 私はそのような企業に出会った事があり、正規雇用でなくて、パートからどうですか?という打診を受けた経験があります。


5.執着が無くなると、相手の意図が読めるし、相手の嫌なことがわかる

 そのため、以上のような条件を下げてきた打診を言ってきたときに私はこう回答しました。

 「私は現場出身です。面接だけじゃ御社の事はわかりませんので、一度現場を見せて頂いて判断させてください。でないと、okも出せませんので」と発言。

 表面だけの情報だけで判断しようとしたのか、気まずい面接官は焦ります。

 この回答に先方は明らかに動揺して「前向きに検討するわ」と回答。

 この時点で、明らかにこちら側が有利だと言えるでしょう。

 それだけ見られたら困る業務を行っている会社なのは明確なので、現場見学の要請で嫌がる会社は悪い会社と言ってもいい。

 本来、現場見学とは会社に興味を本当に持っている前提なので歓迎すべき事なんです。

 それを積極的に即答出来ない会社は先が知れてるということ。

 もちろん、本当に迷惑がっている可能性はあるわけですが小さい会社ほど現場が重要だと考える私は嫌われても良いから現場見学を要請したまでです。

 それぐらい強気で面接に臨んで交渉した方が、見る企業は見てくれます。

 私たちも、時には会社側に対して強気の対応をしていきましょう。

 

 

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