信じる

おばけがでたよ

信じる

私の幸福の実現より、簡単に

私が心を砕く人間の、少しの幸せを願うことをする

そして、その願いは、きっと叶うと信じることをする


こうしてひとつ、私の魂におまえの笑顔のふりそそぐ日が、


私の生活より簡単なように思えているのは、


私が安心して遊びまわっていられるよう、


こころの空の、涙でずぶ濡れのアスファルトの、


それでもどこか乾いたところに、


傘でおまえのほほえみをこの雫で、描きつづけているから


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

信じる おばけがでたよ @obake-ke

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ

同じコレクションの次の小説