第3話 事情聴取
その後、僕は直ぐに警察に保護された。
「早速だが名前、歳。」
「は、はい。
「その時の状況、雰囲気。」
ありのままのことすべてを話した。
そして
「僕ならいつでも
「……話してもらおうか」
「僕の異能で
後は、警察の方々が抑えてくだされば問題ありません。」
「タイプと名称は」
「
「……」
「……」
これが吉と出るか凶と出るか
「上に説明してくるから待っとけ。」
出た。運が回ってきたぞ。
「30分だ。30分以内に場所の特定、包囲、戦略を考えろ。」
「分かりました。」
既に、場所は分かるんだが焦る必要はない
「確認もかねて提示できる情報を下さい。」
「
心が読めるのは知らないのか。
僕と不知火さんだけ…
「笑う暇があるなら探せ。」
「はい、すいません。」
これ程までに30分が重く早く感じた事は
今まで生きてきて一度もなかった。
「時間だ。簡略的にかつ明瞭に話せ」
「はい、現在は横浜Bブリッジを移動中。
左右から挟み込むのが妥当かと。」
「現時刻は深夜3時24分 動員できるだけの数を横浜Bブリッジに当てよう」
「下はどうしますか?」
「船を動かせとでも言いたいのか」
「はい、僕は罪のない人間を殺すような人がいるのが許せないんです。1%でも可能性があるなら潰すべきです。」
目に強い意志が宿っている。
まだ若いのになんて目だ…いい目をしている。
「………船は3隻だ。素人の意見を使うリスクを考えろ。」
この人が心から警察でよかった。
若い子供が意志を持った強い目を向ければ
動いてくれる。
責任感のある人情深い人だ。
「ありがとうございます。」
「深夜4時00分に作戦開始だ、移動するぞ。車に乗りな」
「ありがとうございます。」
車の中では他愛のない会話だった。
高校はどうだ、
話す中で、一つだけ気付いたことがある。
僕はおそらく監視対象に当たっている。
うかつに動けない。
それに、僕は作戦中船から出てはいけない条件での同行になる。
これから大変だなぁ、、、
早く会いたいね。不知火さん!楽しみだよ
これから、警察は僕と不知火さんの名前が
忘れなくなるんだろうね
「お前はこの船に乗っとけ。」
「はい」
さっ、僕の不知火さんは僕のアプローチに気付いてくれるかな
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