第3話 こいつにも説明しなきゃいけないの?だっる……
この目を見開いている俺の身長の一回り小さいぐらいこいつは「村田 二奈」。
まぁ……言ってしまえば「幼馴染」ってやつだと思う。多分。
こんな俺にも「友達いないって言ってたのに女の友達がいるなんてふざけんじゃねぇぞ」
と思う方、俺のいじめの少しの原因はこいつにある。
まぁ怨んじゃいないが、
まずこいつはなかなか美人だ……なんか癪だわ、とりあえず……
結構人気だった。(しかもモテた。)(むかつく)
俺が小二ぐらいだったかな~いつものようにくらすの奴らが俺をいじめてたんだよ。
それを見ていた二奈は俺をかばった。
「ひどいよ!なんで蘭葉をいじめるの?やめてあげてよ!」
これをかばったのがまずかった……いじめていたやつは二奈が好きだった。
もう、わかるよね?
いじめがヒートアップしてしまった。
二奈がいる時は全くいじめがなかったが、二奈がいないときは
やばっかた。腹に一発もらった時は痛かったな~
まあ、かばってくれたのはすごい嬉しかったな……
「で、あんた誰よ!」
「俺だよ俺……」
「オレオレ詐欺!?」
「(笑)ちげーよ」
「!?そのツッコミはッ!?蘭葉!?」
「ツッコミで判断すんじゃね~~」
はぁ……こいつは変わんねぇな……ぐすっ……
「え、え、!?どうしたの!?なに泣いてるの!?」
そうだ……これが……普通だったんだ……
「いや……3年ぶりで……」
「は!?昨日会ったばかりなのに……」
「異世界では時間軸が違うんだよ。だから、たった一瞬の間に
異世界に飛ばされて、それで……」
「よ~しよしよし!頑張った頑張った!これからはここにいるんでしょ?
だから大丈夫。」
そう、こいつはこういうところがある。
いきなり母性全開になってよしよししてくるんだよな。
「ははっ!もう身長が逆になったな。」
「ほんとだ!あれ?おっかしいな?はっはっはっ!」
なんか笑っちまうな!
そう、異世界での時間が過ぎてしまったせいで、
二奈と俺の身長差はかなりついてしまった。
「そうだ!異世界の話をしてやるよ、お前らにな!」
「ほんと~?教えて教えて~」
「兄さん俺にも!」
「あったりめ~よ!」
そして、いろんな話をした。
どうして異世界に行ったのか、異世界でどんなことがあったのか、
どんな奴と旅をしていたのか、童貞は捨てたのか、とか
ちなみに捨ててません(くそッ!)
「あははは!!お前異世界に行って童貞捨てられないとかマ?」
「マジだよ……文句あんのか!?」
「いや……くそヘタレだなって思って……」
「だまれ~~~!!」
「ねぇ二奈姉さん?「どうてい」ってなに?」
「それはね~~~うふふふ~~……」
「あ、荒南……聞かないほうが良い……」
「え~~なんで~~~」
「おい!二奈……わかってんだろうな!」
「あははは~~めんごめんご。」
そして何時間も話した。
いつに間にか7時あたりになっていた。
「やっべ……もう帰んないと……お母さんが……あれ……7時過ぎてる!?」
「あれ?門限過ぎてるんじゃ……」
二奈の家は門限をつくるくらい厳しい家なのだ。
「ピーンポーン」
「まっずい……私帰るね!お休み!」
「ああ……」
「ガチャっ」
「それでね、蘭葉が……ってそこにいたら!?」
「あれ?どうしたの?晴香さん?」
はい面倒なのが来た……(パート2)
第3話終わり
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