デート

俺は袴田恵とデートをするために待ち合わせ場所にきていた


待ち合わせ場所は大きなショッピングモールである


リアル世界に剣と魔法があるみたいなファンタジーとリアルが合わさった世界観


その世界観だから生活しやすいんだよな


転生する前とほぼ生活が同じだから


「悪い遅くなった」


そういってきた袴田恵の見た目を見ると銀髪に両目は黒目でメロンの大きさと引き締まった肉体柔らかそうででかそうなけつ


だがそんなことどうでもよく感じるぐらい衝撃的な服装をしていた


その服装とはスカートである


「おいどうしたんだよそれ」


「うん?ああだって今のぼくの体は女性だろなら女性としての服装になるのが普通だろ」


「まあ確かに」


「まあそんなことよりぼくのこの服装どう?」


「どうってどういう意味だ」


「だから可愛いかって聞いてるの」


「ああ確かにめちゃくちゃ可愛いよ」


「でしょもう女の子が感想を求めているときはすぐに誉めなきゃだよ出来れば感想を求められる前に答えてほしいし」


「いやでもよ女じゃなくて悪魔によって女の体になっただけのはずだろ」


「……それはまあそうなんだけど」


このときの俺は袴田恵が男性の見た目をしていただけの女性であることを知らなかった


「それでどこにいくんだ」


「さあ」


「ああ分かったなら俺が一応調べておいた場所にいこうぜ」


俺は袴田恵と共にカフェに向かう


カフェに入ろうと扉を触ろうとしたタイミングで


「キャー」


甲高い誰かの悲鳴が聞こえて俺よりも先に袴田恵はその叫び声のする方までたどり着く


そこには青いたてがみを持ち頭にユニコーンのような角を持つ狼であるブルーウルフの群れが女の子を襲っていた


袴田恵は女の子とブルーウルフの群れの間に割り込む


「さあ来なさい」


「グルルル」


突然現れた袴田恵に驚き威嚇をしてくるブルーウルフ


袴田恵はスカートの中に入れておいた小さな剣を鞘から抜き取る


袴田恵は踊るように剣をふるう


剣を回したくさんいたはずのブルーウルフの首をぶっ飛ばす


血が飛び散り袴田恵の体中に飛び散るがそんなこと気にしていないみたいに笑いながら戦う


そんな言ってしまえば恐怖すら感じる袴田恵をなぜだかカッコよく感じてしまい


ああやはり袴田恵は主人公なんだなとそう思わされた


能力を使ってすらいない小さな剣ですら立派な武器になるんだと感じられた

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