ライバルであるはずの俺はいつの間にかハーレムを築いていたそしてこの世界は没になったはずの世界でした

最推しは可愛い

「やあきみは恵の友だちの志熊哲平くんかな」

そう声をかけてきたのは俺の最推しであるアリュール　　　ミサラ学校のアイドルで黒き世界に夕刻をのメインヒロイン

アリュールミサラは魔王軍幹部である

そして魔王軍から学園側へ送り込まれたスパイである

だが袴田恵のことを好きになり魔王軍側を裏切ったことで殺されてしまう

メインヒロインが死亡するっていう衝撃的なシーンを見て涙を流した人も少なくない

俺も涙を流した一人だ

それにしてもマジで可愛いな

俺はアリュールミサラの見た目をじっくり見る

赤髪に紫と青色の目を持ち合わせているスラリとした体型で胸は小さいがそれでも良さがある尻も小さい

脇の匂いはかなり臭いらしい

そのことを気にしているらしく臭いと言われたら自身の匂いを嗅ぐぐらいにはダメージを受ける

まあ鍛えられた女の子なんだから脇が臭い方が良いと思うけどな

腹筋はバキバキに割れている

リアルで最推しを見て思ったけどめちゃくちゃ可愛いなおい

黒き世界に夕刻をに出てくる奴ら全員好きだけどアリュールミサラはその中で一番好き

「友だちじゃないライバルだ」

「あはは子どもらしいね」

「はあ別に子どもっぽくないし」

「はいはい負け惜しみ」

「ちょ違うのに」

「それでね話しかけたのはきみにしか頼めないことが出来たからなんだ」

「でも俺たちは初対面だよなそれで頼んでくるのは少し戸惑うぞ」

「あははうんそうだよねごめんねでもこのタイミングじゃないとダメだからさ」

「そうか急をようする事態ってことだな」

……待て待てこんなイベントなかったぞ

でも袴田恵が女の子になるイベントもなかったし

もしかしてこの世界は番外編の世界では

だが本編で起きたことも起こっているからよく分からないんだよな

まあ本編で写していないだけでこんなことも起きてましたよってことかな

「それでお願い事なんだけど恵とデートをしてあげてくれない」

「は？」

「だって恵は二人と一緒に買い物をしたいみたいなんだけど誘うのが恥ずかしいらしいのだからあなたから誘ってあげて」

「なんだそんなことか分かったよ」