負けイベ

「おいおいなんだいそんな睨んでさ」


「ああ悪い悪い怪しすぎてな」


「うむまあ分かるよだってそもそも自分は魔王軍側の幹部だし」


「なっ」


袴田恵が驚いているがごめん知ってた


そして魔王を裏切るために近づいていることも知ってる


だからここで説得をしても意味がないんだよね


「なにがなんだかわからないがまあなんだ戦えば良いんだろ」


「いやいや僕としては平和に終わらせたいんだけどな」


「悪いな魔王軍幹部だって言われて逃すほど俺はバカじゃないんだ」


俺は能力である炎を肉体から生みだし剣に炎を宿らせる


「ほほうそれほどの連土を重ねているのかだがお前は人を傷つけるのにビビっているな」


そういって木崎界が一瞬で俺との距離を積めてくる


「だから弱い」


「ぐはっあははやっぱり魔王軍幹部ってというだけに強いのね」


「そりゃそうだろうどうしたまさかビビったのか」


「あははそんなわけないでしょ」


いやいやマジで腹におもいっきり重たい一撃食らったんやけどね


つら志熊哲平ってこんなダメージを平然と受け止めてたの


えっ化け物?


血が口から出てるんだけど


いやいやムリムリ帰らせてもらいます


ダメって?


ですよねー


「はあ負けイベはやりたくないもんだな」


「くっくくようやく僕との戦いの差を理解したなならば引け」


「いやなこった」


確かに痛いけどここで引いたら志熊哲平ではないだろ


「俺は原作改編が一番嫌いなんだよ」


「なにをいってるんだ」


「別にただの独り言だよ」


俺は木崎界の攻撃により倒れていたからだをむりやり起こして剣を木崎界に向ける


「おいおいまだ諦めないというのか」


「別にとっくのむかしに諦めてるよそれでも立ち向かう必要があるからだからたってるだけだ」


俺は前に向いていたから知らなかったが実は後ろにいる袴田恵の俺に対する好感度がめちゃくちゃ上がっていたのだった

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