第20話 和爾下神社
もう山のほうに入ると
ところが、名阪自動車道を越えたところに、
和爾下神社があることは、ここに来る前に調べて知っていたのですが。
道ばたの小さな神社だろうと思いこんでいました。
ところが、鳥居をくぐって入ってみると、かなり大きな神社のようです。
それで、万葉まほろば線の電車はあきらめて、この神社にお参りすることにしました。
神社は小高い場所を上っていったところにあります。高い場所にあるので、先の
ここは、さっきの
姫の時代には、そこにコンクリートとアスファルトで
また、この和爾下神社の周辺には、
ここは、私が先に
神社の参道の上り口には「
小説ではお母さんが和珥氏の血筋を誇っています。
それで、石上広高宮が現在の姫丸稲荷神社の場所にあったとすると、和珥氏の勢力圏のすぐ近くです。谷を一つ隔てただけで、距離も近い。たぶん宮からは和珥氏の本拠地が見えたでしょう。
やっぱり、和珥氏の勢力と姫の一族は深いつながりがあったのでしょうか?
しかし、石上の地を支配する物部氏が許容しなければ、和珥氏とのつながりも持てなかったはずです。
では、物部氏と和珥氏との関係はどうだったのでしょう?
なお、後世には、
また、この和珥下神社のところを本拠地にしたのは、和珥氏一族のなかでも
ワカタケル大王時代以後、しばらくのあいだ目立つのは、和珥氏のなかでも春日氏や、春日氏系の王族です。歴史上、この和珥氏系の柿本氏では、人麻呂のほかに有名人が見当たらないのですが、この柿本氏も有力だったのかも知れません。
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