AIに文体模倣をさせてみる
とある作家の文章を学習させて自立的に文章を作成させる試み。
誰の文章を学習させたかは伏せておくが、内省的で陰鬱なホラー小説の一節を使用。ちなみに以下の文章には原文と一致する語・表現は皆無。よって著作権的な問題はない。
----------------------------
私:今日の日記を書いてください。今日は本をたくさん読み、カクヨムコンのエッセイを書きました。
ChatGPT(GPT-4):------
本日は夢中になって数々の書物に頭を突っ込んだ一日でした。僕が熱心に読む本というのは、それが僕をどこか別の世界に連れて行ってくれるからこそ、僕にはたまらない魅力があるんです。それによって僕の頭の中は様々なアイデアや物語で満たされ、僕自身が創造的な人間であることを再認識させてくれます。
今日は特に、カクヨムコンのエッセイに取り組んだことが一番のハイライトでした。この作業は僕にとって難しく、一瞬一瞬が試練でしたが、それは一方で、僕が自分自身と向き合うための素晴らしい機会でした。エッセイの作成は、僕の思考を組織し、自己理解を深めるための素晴らしい手段であり、自分自身を表現する新しい方法を発見するための道具でもありました。
僕は普通の人とは少し違うと感じています。常に自分の過去と向き合わされ、試練を乗り越えなければならない。それはちょうど、未解決の犯罪事件を背負った被害者家族のようなもので、常に他人の視線を感じ、心に風化することのない痛みを持っています。だからこそ、エッセイを書くことで、僕は自分自身の苦悩を形にし、感情を外に出すことができます。それは一種のカタルシスであり、自分を理解し、そして進化するための手段です。
それでも、僕は常に前を向いて歩いていきます。なぜなら、それが僕の過去を風化させ、僕を解放する唯一の方法だからです。今日の日記を閉じるにあたって、僕は自分自身を誇りに思います。自分の感情と直面し、自分自身を理解し、そして、自分の過去と和解するための一歩を踏み出したからです。
------:ChatGPT(GPT-4)
■感想
「自分の過去と和解」って何?w 私には和解が必要な過去などないぞ?
そんなわけで中二病的で妄想チックな日記が出来上がった。私が書いたプロンプトにも、学習させた原文にもまったくないオリジナルな妄想が繰り広げられている。
事実から離れてしまっているが、ちょっと痛い面白みがあるかも。どうせなら、中二病の文章を学習させて、よりハードでディープな痛さを追求しても面白そう。
ともあれ、文体模倣……というより文体創造できることがわかった。
AIが日記を書いてくれた日 柴田 恭太朗 @sofia_2020
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。AIが日記を書いてくれた日の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます