第12話
「ふふふ……全然意図していなかったけど良い感じにチャンネル登録者数が爆発しているじゃないか」
僕のチャンネル登録者数はダンジョン配信というそもそものコンテンツ力の強さとうちのタマの無双と配信事故によってネットニュースになるほどの話題となり、一躍時の人。
既にチャンネル登録者数は50万人越え、初回の配信の視聴回数もすさまじいことになっている。
「切り抜きチャンネルの収益は僕と折半だよーっと」
別にダンジョン探索の収益でかなりの収益は入るし、別にお金には困っていないけど、お金なんていくらあっても困らないからね!
お金=モテる!
自分の財力を見せびらかすために高い時計とか服とか買おうかな?
学校にそれをつけていったら……いや、悪目立ちして終わりだな、うん。やめよう。陰キャのやることじゃない。
「このまま僕は100万人を突破し、1000万人を突破し、光ってキンッ!な大物を超えてみせるのだ!ふっはっはっはっはっはっはっはっはっは!」
僕は家の中で高笑いを浮かべ、自身のこれからに希望をもって己のテンションをぶち上げる。
「まぁ、とりあえずはしばらく普通に配信していくしかないよね。いきなりコラボとかするよりもまずは僕を知ってもらうところから始めないと。そのあとはおっさんを始めとしたそこそこ有名な冒険者パーティーに配信に出てくれるよう頼みこも。結構僕に借りがある人もいるし、断れんやろ……美咲さん、配信に付き合ってくれないかな?あの人が動画に出てくれればもう最強なんだけど」
僕は一人でぶつぶつ呟き、これからの戦略を考えていくのであった。
■■■■■
「ニャー」
ご主人たま、性格が黒い。黒すぎる。笑い声が悪魔的すぎる。
それでは性格が聖人の如くきれいで、誰からも愛されるような国民的な存在になれないであろう。
それでもご主人たま尊い!最強大好き!
ふぉぉぉぉぉぉぉぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!
「ニャーッ!ニャーッ!ニャーッ!」」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます