第3話 表現者か商業主義か

「第15話 カクヨムコン8中間選考について。完全読者選考ではないようだ」

※なろう、カクヨムで連載しているエッセイ。


 において、私はあえて「当て馬」という言葉を使いました。

 確かに事実で現実でしょう。

 実際「コンテスト最終選考常連」というユーザーさんを一人知っています。


 私この方の作品を尊敬しているのですが、たまにBL作品書くので正直困ります(笑)

 なんとか根性で読みきって、なろうにレビューも記しています。

 取りようによっては「失礼極まりないレビュー」かもしれませんが、特に問題はなかったようです(笑)

 こちらもなろうのレビュー一覧で確認出来ます。

 作品名は今は伏せます(笑)


 このように、残念ながら最後は手が届かないというケースは山ほどあります。

 今回もきっとあるでしょう。


 以前記した通り、成功するのは一握り。

 だからこそ、成功した人が輝くのです。

 そして、その成功を継続出来る人もまた限られている。


「書けない」という状態から抜け出し、相変わらずの芸風でお笑いやってる私はともかく、立ち位置で見えてくる景色は異なります。


 プロにはプロの。

 最終選考常連には最終選考常連の。

 一次二次常連にはそれの。

 そして、残念ながら通過出来ないという方には、それ相応の苦悩があります。


 私は大抵放置してきたライトユーザー。

 プロや最終選考常連な方の気持ちは察しても、理解までは出来ません。

 ですが、創作の苦しみは理解出来ます。

 落選し落ち込む読む系企画の参加者さんに、私はかける言葉を間違えたかもしれない。


「創作を楽しんで下さい!」


 と言いましたが、もっと別の何か相応しい言葉があったのかもしれない。

 でもそれでも、WBCでアメリカと戦う前に、


「憧れは忘れましょう」


 と言った大谷翔平選手。

 あるいは、


「俺たちの方が上だ!」


 と言い切ったイチローさんのよう、鼓舞する言葉はかけられません。

 だって、読んでますから。

 なんとなく立ち位置は理解しています。


「流行りを意識し取り入れ攻略する」


 そんな言葉を記していましたが、確かにそうかもしれません。

 ただそれは「ビジネスライター」になりたいならです。商業作家の一つのあり方。

 後追いを続け、後発の利を享受する方法です。

 断言しましょう、


「それは表現者の行うものではない」


 確かに世の中「真似事で儲ける方法」で溢れています。

 それがあなたの成功というのなら、それは尊重します。

 しかしそれが答えなんですか?


 正しくは「表現者」であり「ビジネスライター」である。どちらもと私は考えます。


 表現者に徹すれば、それはかつての芥川賞など「芸術分野」に特化した書き手となる。

 ビジネスライターを意識し過ぎると、物真似作品を量産する道へと続くかもしれない。

 その限りではないですが「大喜利大会の達人」に意味はありますか?

 ありますね、お金になるなら(笑)

 今、どの小説投稿サイトも事実上「大喜利大会状態」です。


 それが現実ですし、好きにして下さい。

 私は私のやり方で、これからも創作していきます。


「流行り・テンプレの大喜利大会」


 上等、よかろう片手間で付き合ってやる。

 片手間で書けないなら、そもそも参加するべきじゃない(笑)


 これが十年大抵放置勢だった私の見解。


 件の彼は、二次創作という道に進み、コミケとかで活動しているのかもしれません。

 それ自体が一つの文化ですから「二次創作」と謳ったものは、需要があり独自の文化として存在します。

 彼が今どうしているのか知らないけれど、楽しく活動し、納得出来る成果を手にしていたら私は嬉しい。


「さすがですね!」


 と、拙いながら、笑いに溢れた私の作品を読んで評価してくれた彼が、良い人生を歩んでいると信じたい。


 さあ皆さん「当て馬」から始めましょう。

 まずは当て馬上等です。

 一つ一つ階段を上がり、いずれはJ・K・ローリング(笑)


 目標は人それぞれ。

 私はライトユーザーな皆さんの味方です。

 TwitterのRTで読む系企画者として、たまに企画してます。

 気が向いたら参加してみて下さい。

 なんの確約もない、私が読むだけ、ちょっと感想とかレビューつけたりするTwitter上の企画です。


 次回はかつての参加者のお話。

「大相撲令嬢」という作品の作者さんとのエピソード。

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