第6話 考える

 さて考えなければ。

放課後に聞いた情報だけでなく自分で見た感覚声色などからアドバイスして効果的なものむしろ逆効果なもの必要なもの不必要なものを炙り出す。勿論これが全てではないし例外もあるがそれは話しながら考える。

まず話を聞いた感覚でいじめられている理由を考えてみよう。いわゆる加害者の事。多分初めは「いじめてみようぜ」と言う単純な気持ち。その反応が面白かった。どうせそんくらいだ。心底くだらない。この場合被害者にできることは少なくなる。勇気を出して「いじめをやめて」と言っても辞めるわけない。むしろ過激になる可能性がある。1番簡単なのは逃げること。

C組の担任は確か高松先生。高松先生は過去にいじめをしている生徒に対してめちゃくちゃキレてた記憶がある。ちゃんといじめの認識はあると思う。とった対策は多分加害者を呼び出して注意した位だと思う。それじゃ解決するわけない。

 さて僕的にこれを解決するにはパターンある。

1・先生にもう一度相談して大事にする

2・逃げ道を作る(無理をした時どうするか)

まぁこの状況だと2が簡単だ。

なぜなら僕が作れるから。

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