第9話 新人

教室は賑やかにわいわいと生徒同士が話し合っていた。

先生「ほらー、席につけ。まずは、入学おめでとう。新しいクラスに新しい仲間だ。一年間仲良くな」

生徒達「はーいっ」

先生「まずは、自己紹介からだ。一番からいこうか。一番、伊藤立ってくれ」


そうこうしているうちにお昼になった。

一輝の心の声「えっとー、敦君のクラスは~」

突然大柄の男達が入ってきた。

教室内はざわついた。

目の前に村雨キャプテンがいた。

村雨「おう、久しぶりだな。入学おめでとう」

一輝「ありがとうございます!これからがんばります!」

村雨「ばーか、まだはえーよ。体験入部を済ませてからお前も一員だ」


教室内はさらにざわついた。

村雨「ああー、新入生達急に悪いな。ここでお先に紹介させて貰うが俺たちはラグビー部だ。興味のあるやつはぜひ体験入部にきてくれ」

村雨キャプテンは挨拶を済ませでていった。


すると人だかりが去っていき残ったのは敦だった。

敦「おう、飯でもいくか」

一輝「うん!!」

敦「お前とは違うクラスだけどこれから嫌というほど会うよ」

一輝「そうだね、嬉しい」

敦「おれはうれしくねーよ」

一輝「またまたー、そんなこといって!」

敦は嫌そうな顔をしたが内心喜んでいるのが伝わった。


お昼が終わり、部活の説明があった。

僕は迷いがなくラグビー部を選んだ。

そして授業が終わるとさっそうと勧誘がきた。

勧誘「サッカー部はいかがですー!」

勧誘「野球部楽しいよー!」

勧誘「男塾で鍛えませんか~」

一輝はピクッとした。

男塾?男塾ってあの漫画の??

一輝は凄い気になった。


一輝「すいません、男塾って」

いいかけたら、目の前に見覚えのある先輩がいた。

先輩「お前あの時OBにシバかれてたやつだな、うそうそラグビー部だよ」

一輝「なんだー、気になりましたよ」

先輩「はぁ、お前ラグビー部はいんじゃないのかよ」

一輝「入ります!浮気しません!」

先輩「バカかお前、あー、おれは2年の斎藤だ。よろしくな」

一輝「斎藤先輩!よろしくお願いします!」


学校が終わり早速体験入部を監督に提出をした。



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