第7話 監督の姿
バチッ!! ズザザザ!
一輝が激しく投げ飛ばされた。
OBの先輩2「何回やるんだよ、懲りねーのか」
OBの先輩1「意外と根性あるな」
一輝は再び起き上がりおもいっきり向かっていった。
バチッ!!!
次第に当たる音が大きくなり不気味な笑顔を浮かべた。
OBの先輩2「こいつまじか...」
ずるずると先輩が押されていた。
OBの先輩はふんっ!!と言わんばかりに一輝を投げ飛ばした。
一輝は転がりながらもすぐ起き上がり不気味な笑顔を浮かべて向かってきた。
OBの先輩2「おいおい、マジかよあの顔」
先輩は恐怖の顔をしていた。
すると、「集合!!」とがらがらの野太い声がグランドに広がる。
一斉に声のする方向に皆が向かう。
OBの先輩は一輝を軽くかわし声のする方向に一目散に向かう。
そこに立っていたのは背が小さい40代くらいの....恐い雰囲気の先生がいた。
皆が一斉に「お疲れ様です!!監督!!」と声を揃えた。
すると野太いガラガラ声で「おう、おつかれ。会議が遅くなってすまなかったな。このあとはストレッチして各自でトレーニングなり好きにやってくれ」と放った。
そして一斉に「はい!分かりました!」とOB以外が返事をした。
各自が散らばり監督とOBの先輩達が談笑を始めた。
それは就職先の話や大学の話など盛りだくさんだ。
しばらく談笑が続きふと一輝の方に視線がいく。
野太いガラガラ声で「なんだ、知らない顔だな」と言った。
そこで敦が駆け寄り説明をした。
監督は納得したのかボロボロになった一輝のもとにきた。
監督「二人相手に大したもんじゃん、気に入った。お前うちで見てやる」と誘われた。
一輝「ありがとうございます!!」と不気味な笑顔で答えた。
監督「お前なんだその笑顔」
切れ気味に言われた。
一輝「すいません、嬉しくてつい」
監督「まあ、いい。ここにくるにはまず高校受験頑張らないとな」
一輝「はい、必ず受かって入学してみせます」
監督「根性だけは気に入った。約束だぞ。敦お前もだからな」
敦「はい!必ず受かってみます!」
その日は二人で帰った。
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