プライマリー・オブ・ワールド

魔王

誇り高き者

2025年


現代日本にはまともな判断が出来る人間がいったいどれ程いるのだろうか。

現代社会にはまともな規律が存在するのだろうか。

現代世界にはまともな価値観が存在するのだろうか。


人間は欲に正直な生物だ。

その貪欲さが、好奇心が人間を人間たらしめているのかもしれないがそこに規律がなければ只の知恵ある獣だ。


そこに疑問を持ったある人物がいた、そして彼はそれを変えようとする強い意志を持っていた。

だが彼には既に行動する力が無かった。

何故なら彼は年老いており、ベットの上で死を待つのみであったからだ。

彼はその長い人生の中で様々な始まりと終わりを観察してきた。

そんな彼だからこそ理解できる。

自分はもう間も無く死ぬ。何も残せずに。意志すら残せずに。


目を瞑り死神の手が彼の魂に触れた瞬間奇跡が起きた。


突如として黄金に光だした老人の魂は死神の手を払い時を戻したかの様に自らの肉体を強く美しい若き日の肉体へと作り変えた。


「こッ!これは!!!」


瞬時に理解する自らの能力。


「『時よ今ここで振り向け!!』そして『空間よ我が新しき足となれ!!』」


彼は新たに得た様々な力を使い世界を制した。

そして自らの力を理論化し、自らに似た能力を持つ物を増やした。


全ては自らが理想とした世界の為に。


そして本編はこれから10年後から始まる。






  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

プライマリー・オブ・ワールド 魔王 @toomooyaa

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ