エピソード31 HOPPER VS EAGLE攻防戦十六

 いよいよ始まったキメラ生命体【クロウ】VS人工戦士リヒト。

 互いに実力と技を相手に披露し一歩も譲らない戦いをEAGLE基地内でする。

 そんな中クロウが幹部しか使えない能力の時の姿での本当の実力を出していくと宣言したその実力にリヒトは対抗できるのかここからまた激化する戦闘の幕が開け今、戦う。


 宣言後すぐに先程よりも早く動きリヒトの背後に周り背中を数発殴り襲うクロウ。

 それをもろに受けてしまうリヒト。

 目の前にあった壁に打ち付けられる。

 それから更にもう一撃浴びせよう羽根をリヒトに向けていると放とうとした瞬間

 リヒトはしゃがみクロウの腹に一撃浴びせる。

 その一撃を食らい怯むクロウ。

 そのクロウにEC刀で思いっきり重い一振りを放ち直撃した。

 その後すぐに横にもう一振り放ち斬り飛ばした。

 リヒトはその隙にEC刀にエネルギーを貯め込み威力強化を図る。

 飛ばされたところでそのまま倒れ込むクロウ。

 EC刀にエネルギーを蓄積完了して更に追い打ちを食わそうとブースターでクロウの所へ飛ぶ。

 だがこっちの間合いに来る事がクロウの狙いだった。

 リヒトが間合いに入った瞬間にクロウが自身のリヒトにまだ見せていない技を放つ。


「ブラック・デストロイ」


 とクロウの羽根をワニの口のようなもの形状変化し間合いに入って来たリヒトを噛み砕く。

 それをもろに食らいダメージを負った。

 どちらも戦略とやりようでやってやられてをしている。

 それを食らい羽根から生み出された黒いワニのようなものが消滅したらその場に倒れるリヒト。

 それを近付いて言い捨てるクロウ。


「策略勝負では私の勝ちのようだな。それじゃあくたばるまで苦しめ。」


 とすぐにサッカーボールを思いきり蹴るように倒れ込むリヒトを蹴り飛ばす。

 されるがままに蹴られるリヒト。


「クソ…まだあんな手があったなんて…」


 と呟くリヒト。


「このまま私が貴様をあの世へ送ってやる。」


 と殺意満々でリヒトに迫って来るクロウ。

 それをどう対応するか考えるんかで自動化に体をゆだねた工義。

 そして自動化になぉつたリヒトはなんの躊躇も無く立ち上がり、クロウに正確な動きと機械ならではの動きで相手取る。


「定期的に対峙するこいつは一体何なんだ。動きが不規則だが正確に攻撃されてしんどい所を何の躊躇なく打ち込んで来る!まるでリヒトの中にもう一人いるのかのようにだが…!私はどんな様でもここで確実に殺すだけだ!!」


 と言って羽根を使って飛びドリルのように回転してリヒトに突っ込んでくるそれを何の躊躇も無く、受け身を取るがそれを回転しながら突っ込んでくるクロウG多その間から嘴の大剣をクロウの体の守りが甘いところに投げ刺した。

 それを受けて体制維持が出来なくなったリヒトに直撃し飛ばされた。

 数メートル先で倒れ込む。

 この時の衝撃と想定外のダメージを負った事でAIの処理が追い付かず、自動化が解けてしまった。

 そのまま本気でリヒトをで仕留める為に高速で接近し、リヒトを羽根でドーピングした拳でリヒトをぼこぼこに殴る。

 体が上手く動かずされるがままやられるリヒト。

 そのまま体が動かないリヒト。

 その姿を見てリヒトの事を煽る。


「急にどうした?やられまくって。さっきまでの勢いはどうした?何かないのか?私に反撃するモノの一つや二つ。あれだけ短期間で強くなれたのならな!見せて見ろそうしないと何もできずに死ぬ事になってしまうぞ!」


 と言われリヒトがいきなり喋り出す。


「そうか!あれとあれを組み合わせたら何とかなるか!よし、考えがまとまってスッキリしたー!」


 その唐突な敵の意味不明な行動に唖然するクロウ。

 考え込んでいて痛みを認識出来ていなかったリヒトは痛がる。


「いてぇ~!!攻撃食らうってなった時からどうやったらクロウの攻撃に対応して倒せるかを気になってずっと任せて考えてたから気付かなかった…でも、今は痛がって意識を散漫にしてる場合じゃない。クロウを倒してこの基地を壊した後にしっかり休めばいいだけだから。」


 と急に自分でなんでも勝手に話を進めるリヒトに取り残される事に対してとふざけた態度にブチギレるクロウ。


「おいおい!何、勝手に私を蚊帳の外に扱っているんだ!!貴様。ふざけやがって!!」

「は?何勝手に切れてるんだ?お前。こっちはいたって大真面目にお前の対処法を考えてただけなのによ。カリカリしてさ。」

「誰のせいでキレてると思ってるんだ!!もういい…貴様にはその体にこの鬱憤をぶつけるとしよう。」

「なんだか知らないが自己解決したみたいだが。もうお前の好きにはさせないぜ!なぜなら打開策を編み出したからな!」

「そうか。面白いならばやってみろ!」


 と言ってワニのような形状にしたものとリヒトの足に刺さった大剣を自分の元へ遠隔で戻しその大剣の先端を頭の上に持って来て回転せ、カラスの羽根の部分をワニ上にして攻撃するという二重攻撃を仕掛けてきた。

 それに対してリヒトはそれをしっかりとらえこれまでやって来なかった構えをする。


「見せてやるよ。俺の修行の成果の片鱗を!」


 と堂々と言い放ち迎え撃つ。


 ブースターを使い突っ込んでいく。


日武撃対攻にちぶげきたいこう型其の一…!爆炎龍撃斬ばくえんりゅうげきざん!!」


 EC刀に流れてるエネルギーを型通りの動きを体現する事で炎に変換してその強大なものを龍のように連ねて相手の技を燃やし貫く技である。

 その技の効力でこの型の威力でクロウの二重攻撃を飲み込んでクロウにダメージを与えた。


「くっ…なんだこれわ…!?」


 と攻撃に飲み込まれる中で言い捨てて爆散した。


 リヒトの修行で習得した技でクロウの技をかき消し返り討ちにした。

これでクロウを葬ったのだろうか…?



            

             続



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