エピソード17 HOPPER  VS EAGLE攻防戦二

EAGLE基地内へ無事に侵入する事に成功したHOPPER基地メンバー

三方向から侵入し、その道中で各々

キメラ生命体【スクワロル】

キメラ生命体【ヘッジホッグ】

キメラ生命体【モンキー】

を主力とした敵と遭遇したHOPPER基地メンバーの三部隊

が激突する。

そして…


地下通路方向にて


「はぁああ!食らえブラストシュートー!」

「そんなへなちょこな射撃で何がしたいんだッキー!」

「くそ…変則な動きで交わされる…」

「こっちが仕掛けるッキー!みっかき!!」


とスナップを効かせた連続ひっかきを元輝に仕掛けるキメラ生命体【モンキー】

それをHOPPER製の防御シールドを展開して受け止め、後ろに控えた兵士二人が入れ替わり、一瞬攻撃によってできた隙に向けてHOPPER製の新型銃武器をキメラ生命体【モンキー】にめがけて放つ。

それをHOPPER側の狙い通りキメラ生命体【モンキー】に直撃した。


「どうだ?」

「流石に少しは効いてないと困るんだが…」


と煙が晴れると少し負傷していたキメラ生命体【モンキー】


「いてぇ…それなりに効いたッキー。お前ら面白い奴らだな久々に遊んで殺してやるッキー!雑用ばかりで退屈してたから楽しみだッキー!」

「ふざけたやつだ。気を付けろ皆」

「あぁ。」

「分かった。」


と柏木元輝とそれに付いて来ている兵士達が各々返事をする。

キメラ生命体【モンキー】を倒すあるいは足止めか弱体化を目指して連携と兵士としての訓練の成果を見せる柏木元輝と率いる兵士達。


「あまり俺達を舐めるなよ。ただの人間じゃねぇよ!」

「やり合い甲斐が無いと面白くないから頑張って欲しいキー!」

「クソ…現実でお前に分からせてやる!やってやるぞぉー!皆ー!」


と柏木元輝の発言を受け、兵士達が活気立ちキメラ生命体【モンキー】と数体の量産型キメラ生命体アントを相手にHOPPER製の武器を使いながら渡り合う。


一方

正面玄関方向


「クソ…なんて厄介なんだ。あのキメラ生命体…。皆で持ちこたえよう。」

「そうだな。俺達はリヒトさんが合流するまで場つなぎを頑張れば!」

「きっと何とかしてくれる。」

「私の相手になるかも知らないしめんどくさいからどうでもいいけど生きていたいなら頑張れよ。侵入者ー!」


とキメラ生命体【スクワロル】の不規則地上に降りたり上空に行ったりする立ち回りに翻弄されながらもHOPPER兵士達は自分達の希望を信じ食らいつこうと足掻いていた。


その頃


HOPPERの頼みの綱の人工戦士リヒトはキメラ生命体【ヘッジホッグ】のニードル・トルネードを食らっていた。

だが、最小限に威力を弱めて。


「危なかった。自動化モードを使って対処に移行したおかげで最小限で済んだ。まぁ、これでお前は武器の針を使い果たしたんだがな。」

「あっ…しまった!?戦闘経験が無さ過ぎて盲点だったハリ…。」

(俺の針は二時間かけないと生え揃い治せないのに…何ならさっきの俺の必殺技で決めるつもりだったのに…うぅ…すいません!クロウ様。これ以上は俺には無理です。)

「それじゃこんな所で時間を食うのも無駄だからな。さっさと決める。」

「そんな簡単にやられてたまるか!残った一本で貴様の心臓を貫いてやるハリ!」

「好きにしろ。」


互いに針とEC刀を構える。


「はぁあああ!!」

「覇刀光一撃…!」


と激しく早い一瞬の攻防を制したのは…


「ふぅ。」

「あぁ。やっぱりダメだハリ…。」


キメラ生命体【ヘッジホッグ】はリヒトの必殺技「覇刀光一撃」を食らい死に際の発言をしてバラバラになった。


「よし、倒したから皆、足元に気を付けて先へ向かおう。」


と声掛けのように兵士達に話しかけるリヒト。

その発言を受け、隊長の和也もこう発言する。


「全員リヒトの言う通り市街の残骸に気を付けながら作戦を進めるぞ。まだまだ気を緩めるなよ!」


それを聞いて残りの兵士達が返事を返す。

キメラ生命体【ヘッジホッグ】の死骸に気を付けながら通路を歩き先へ進む。リヒト一行。

するとその道中量産型キメラ生命体アントが通路を塞ぐ。


「こいつら程度なら俺達にも相手できる。」

「さっさと片付けましよう。皆さんならこの数でもやれます!」


とリヒトの呼びかけにその気になった兵士達と和也とリヒトで力を合わせて二十体の量産型キメラ生命体アントの相手をする。

戦闘を開始して数十分後

全員で協力して量産型キメラ生命体アント二十体を撃破した。


「お疲れ様。皆少し、休憩してから先に行くぞ。」

「了解です。隊長。それまで俺が見張ってるんで休んでて下さい。」

「リヒトは休まなくて良いのか?」

「大丈夫ですよ。この状態の俺はよほどのダメージを食らわない限りはスタミナ切れとかそいうのとは縁が無いので」

「そうか適合率百パーセントだとそんな効能がるのか。」

「まぁ、自慢げに言いましたが最近からなんですけどね。」

「いや、それでもすげぇよ!」


と談笑しながらEAGLE基地内で過ごすリヒト一行であった。


ほぼ同時期

基地の心臓部の幹部室にて

その様子を見るキメラ生命体【クロウ】


「流石だ。ここまで我らの邪魔した奴らだ。だが、まだまだ私の相手では無いな。まぁ、ここまで辿り付くかは知らんがな。万が一着いたのなら私の手で始末すればよいか。」


とHOPPERのメンバーの動向を監視していた。


このEAGLE基地強襲作戦の行方はいかに…



           続









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