エピソード11 ライバル忍者と…リヒトの行動と
影で何かを開発しているEAGLE。
それと同時期にオペレーターの連絡で現場に急行したHOPPER所属のくノ一桜一文字。
敵対していた組織に雇われた忍者達の元へ現着し、今戦闘を続ける桜一文字と謎の強者忍者。
敵はかなりの腕利きで一筋縄ではいかない戦いをしていた。
「忍者の恥さらしにしてはやるわね。まぁ、私の敵ではないけど」
「言ってくれるじゃないか!お前は絶対俺が仕留める!」
と言うとより激しい戦闘をする。
その姿を確認した忍者の部下が作業を進める。
より激しさを増して己の技と技をぶつけあう二人。
一瞬相手の動きを鈍らせる事に成功した桜一文字はその隙に敵の配置とどんなことをしているかを確認した。
「まずはこいつを倒して確実阻止しなければな!もう、こいつの動きは見切ったしそろそろ仕事を終えるとしよう。」
「何ぶつぶつ言ってるんだ?俺との戦いに集中しろ!」
「私はお前と戦いに来た訳ではない。貴様達が行おうとしていることを阻止しに来ただけだ。」
「そうか。でも残念だったな。それはこの俺を倒さないとかなわないぞ?」
「はぁ…やはりそうなるか。仕方が無い。ここからは本気で殺らせてもらう。」
「はぁ?今まで俺をなめてたのか…ふざけるな!!お前は絶対殺す…!」
本気なった桜一文字と逆上した阿玉菊蔵では・・・・・
否。
そうでなくとも最初からこの二人には圧倒的な実力差があった。
よって…
何の抵抗も出来ず桜一文字の忍者としての相手を殺る時の本気の無駄の無い数撃で地べたに無慈悲に叩きつけられた。
「ふぅ・・・終わったな。次…」
最短で残り二人の背後に回り込み致命傷になる一撃を与え、無力化した。
「これで任務完了。」
と無事任務を終え、何かないか捜索すると頑丈なガラスケースに入ったSDカードと忍者を打ち取った時に落ちていた一般的にも使用されている電気コードもあったが今重要なのはこのSDカードだと判断した桜一文字はそれを持って騒動が起こる前にその場から退散した。
それから約三十分後
奇跡的にも意識を取り戻した阿玉菊蔵。
「く、くそ…やられたままで大人しく死んでられるか…絶対に奴に復習してやる!!」
と相当なダメージは追っているものの任務は終えたと隠し持っていた通信機で連絡を入れ自分を迎えさせ一時阿玉菊蔵はEAGLE基地に戻った。
そして出迎えるクロウがボロボロのその姿を見てこう言った。
「困難を極めたようだな。それで頼んだ事はして来たんだろうな。」
「あぁ。半分はな。俺はアンタに頼みがある。目的は必ずやり遂げる!だから、今回のギャラはいらないその代わり俺をアンタがやっている化け物化の被検体にして俺を強い存在にしてくれ。」
「ほう。いいだろう。」
と【クロウ】に懇願する阿玉菊蔵、それをいい実験体を見つけたと思い、その申し出を快く受け、早速人間を改造する部屋へと阿玉菊蔵を運び早速改造が開始された。
一方その頃
HOPPER基地では桜菊一文字が回収したSDカードの解析を行っていた。
その間しばしの休息を送っていた桜一文字。
「ふぅ~やっと一息付けるわ。とりあえずお風呂にでも入りましよう。」
と自室で休息の時間を過ごしていた。
その間トレーニングを終え、いつでも何かが起こってもいいように出動準備を終えた工義もまた体を休めていた。
「今日もトレーニングきつかったな。少し体を休めよ」
とのんびりする二人そんな中
桜一文字が持ち帰ったSDカードのロックを解除しこれっからそのデータの解析を始めるHOPPERの解析班達。
そして時は流れ
ついにEAGLEの改造手術が終わった。
手術室から特殊なキメラ生命体となった阿玉菊蔵…これからは【忍人鬼マンティス】
「これが人間を辞めた姿か。す、凄い力がみなぎって来るぞ!これならあのくノ一も俺の敵ではない!今度こそあいつを始末してやる!」
と人間の姿に戻り、桜一文字を誘き出すためにEAGLEから聞き出したHOPPERのメンバーの特徴を聞き出し、あえてその諜報員に怪しい動きをしていると思わせ呼ばせるように誘導した。
すると阿玉菊蔵の目論見通り桜一文字が派遣され向かう。
その場へ桜一文字が到着した。
「き、貴様は確か…昨日私が殺したはずだ。何故生きている!!」
「お前に復讐する為に地獄から舞い戻ったのさ。」
「な、なんだと。何バカな事を!」
「まぁ、人間は捨てたがな…」
そう吐き捨てるとキメラ生命体の姿へと変わった。
「き、貴様…その姿は」
「俺はお前を殺すために人間を辞めたんだよー!!」
言いながら桜一文字に襲い掛かる。
鎌と小刀で交えあった。
「おいおい、これで防いだつもりか?力足りないぞ!」
「な、なに!?」
力技で【忍人鬼マンティス】に押し切られる桜一文字。
直撃は回避したがダメージを負った桜一文字。
「ふっ、今のは本の挨拶代わりだ。これからが本番だぜ!!」
勢いの良いラッシュを仕掛けて来る【忍人鬼マンティス】それを何とか捌く桜一文字。
だが、徐々に押されていく。
「へぇ~俺が強くなっても少しは善戦するじゃねぇか!まぁ、天地がひっくり返ってもあり得ねぇがな~」
「確かにそうかもしれんがタダではやられないわよ。アンタみたいな忍びの恥さらしには。ここからは本気でやらせてもらう。」
「そうか。ならこっちもしっかり今度は殺意を持ってやってるよぉ。」
更に動きや攻撃の激しさが増したそして激しい技と攻撃のぶつかり合い
が止むと【忍人鬼マンティス】は余裕想日に立ち桜一文字はボロボロになり地面に倒れ落ちた。
「ふっ、ふはははは!俺をコケにした技を全て叩き伏せてやったぞ!!俺はこの為に人間を辞めたんだ。」
「さ、流石にキメラ生命体相手には私の技では歯が立たん…」
「思い知ったか俺は今凄く気分が良い‼もう少し遊んでから始末してやるよ!!」
「く、くそ…まだできるだけの抵抗はさせてもらう。」
そこから一方的だった。
まさしく強者が弱者をいたぶる時間がそこには広がっていた。
「おらおら、だんだん抵抗が弱くなってるぞ~?もう少し頑張れよ!!」
「ぐっは…うっ…」
「なんだよ。もう虫の息かぁ~俺をコケにしたお前でも俺が化け物になるだけでこんなにも圧倒的に形勢逆転出来るなんてな!無理を言った甲斐があったってもんだぜ。でも残念だ。これ以上やってもやりがいがねぇ~だ・か・ら…そろそろ息の根を止めるか。」
虫の息でその場に倒れ込み身動きが出来ない程のダメージを追っている桜一文字。
「じゃあ、これで死ね!」
と【忍人鬼マンティス】は殺意を込めた一撃を放とうと動作する。
果たしてこのまま殺されてしまうのだろうか…
続
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