エピソード6 敵の作戦と事の顛末
リヒトは極秘組織EAGLE所属のキメラ生命体【トァープ】との戦いでそれなりのダメージを負い負傷したが何とかトドメは免れたのだった。
この戦いののち、五分後に部隊の隊員が徘徊で回っていた時に二人を発見し、隊員が二人を急いでここまで来た車に運んでその中で光に連絡し連絡し姿の戻し方を聞いて元の姿に戻してから急いでHOPPERに協力してくれている大型病院に緊急搬送した。
そして専属医に見せた所和也は全治二か月のケガ。
工義は、三ヶ月のケガを負った。
そして最低限の治療を施し、それから三日後には二人共、基地の自室で絶対安静にした。
「調子はどう?工義君」
「体があっちこっち痛いです。」
「そうよね。そういえばこれ。貴方の部屋にあった物らしいんだけど、大事な物?」
と光が取り出したのは半年前にどこかに無くしてしまっていた幼い時父親から託されていた形見である金属製の腕時計だった。
「それ!父が唯一僕に残した物でどこに行ったんだろうって思ってたんですけどありがとうございます。」
「それは良かったわ。今度は無くさないようにね。」
「はい。」
工義は腕に身に着けた。
そして工義は気になっていた疑問を光に聞いた。
「俺が戦った後のアイツらの行方はどうなりましたか?」
「発見はしたわ。でも何をしているのかをはっきりは分かっていないし貴方の体はそんなにボロボロじゃ…」
「心配してくれてありがとうございます。でも確証はないんですけどこのベルトを付けた状態で寝れたら治る気がするんですよね。だからとりあえず、今はゆっくり休むんでその後いつでも奴らのアジトに攻めて行けるように準備お願いします。」
「分かったわ。今はゆっくり休んで。」
「はい、ありがとうございます。」
そう言って光が部屋から出て十時間後
工義は目が覚めた。
「いや~よく寝た。あれ?なんか体が痛くないな。」
気になって明らかにケガしている所を工義が見ると治っていた。
「これなら奴らと戦えるぞ!今度は対策を考えて挑んで必ず奴らの思惑を止めてやる」
と決心を付けた後
部屋を出て指令室へ行きするとたまたまそこに居た灯と光が居たので状態とこれからしたい行動について話、実験所を案内してもらい工義は想像している動きを試す為にリヒトへ姿を変え
早速特訓を初め
その間
光と灯は敵の基地の位置とその場所の作戦を遂行する為の原動力減の場所を突き止めていた。
それから約一時間半後全ての準備が整いその時は無理をしないという約束で痛み止めで現場復帰した和也も参加し
目的地の基地へと乗り込む為現場へ向かった。
現場へ着くと迅速に部隊は武装し、工義も予めリヒトに姿を変えて敵基地へ
早速奇襲を仕掛ける。
すると中に居た作業員達は少しは動揺したがすぐにアントが駆け付け、戦闘態勢に入った。
すると和也がリヒトにこう言った。
「ここは俺達がどうにかする。リヒトはあのモグラ野郎を見つけて倒してくれ。」
「分かった。ここは頼んだ。」
と早速リヒトに搭載されたシステムを駆使して
キメラ生命体【トァープ】を探し回るリヒト。
この前の戦闘でデーターとして蓄積された情報を元に探すと
それに近い生体反応とここに来る前にリヒトのベルトにEAGLEの施設の原動力を壊し方と場所を光によってプログラムで組み込まれていたのですぐその場所を守ろうとしている事を理解した。
その場へマップを確認して最短ルートで行き、不意打ちでトァープに一撃を与えた。
「クソ…何故この場所がバレたのだ。」
「うちの仲間が優秀なもんでね。この間の借りは返したぜ。」
「まぁ、先日は私の上司の指示で完全に貴様の息の根を止めなかった事がこうやって裏目に出るとは…良いでしよう。今度こそ完全に息の根を止めてやる!!」
「いいや、今度は俺が貴様を倒す。」
「面白い!やってみろ。」
と言い合うと戦闘態勢に入り衝突する二人。
EC刀でリヒトは連撃をトァープに浴びせそれを爪で捌くトァープ。
ダメージを与えられず、後ろへ背中のブースターを使って下がり
ここで特訓した試したい事をトァープに試す事にしたリヒト
それをする為に動作をし、トァープもそれを意識し警戒する。
EC刀の刃先が光、それを剣を振り下ろす動作をして
相手が受け身を取ろうと腕でクロスを作ると
兼を振り下ろす勢いを使って空いている隙間を目掛けて
EC刀を投げつけ、スパイダーを倒した時の半分のエネルギーが蓄積されたEC刀を突き刺しそのダメージに怯んだ隙にブースターで一気に至近距離に近づき
刺さったEC刀の茎を掴み、上へと持ち上げ、EC刀が刺さっている部分の両端を足で思いっきり蹴り、足に蓄積されたエネルギーをトァープにぶつけブースターで目の前にあるエネルギーの動力源のコアの部分にトァープの体を叩きつけた。
「く、くそ…まんまと貴様にしてやられたのか…」
「これでお前にウケた借りは返したぜ。あばよ!」
とやり取りし足にここに来るまで蓄積されたエネルギーを乗せそれをトァープにぶつけリヒトの狙い通り致命傷になった。そしてエネルギーが蓄積された分がトドメを刺されたトァープの体からあふれ出て動力源のコアを破壊した。
ブースターを使い衝撃波に巻き込める前にその場を離れたリヒトは建物が五分後には倒壊するから脱出するように指示を出し一緒に来た舞台は撤退体制を取り
急いで逃げれる者から脱出した。
「これで後は俺が脱出すれば終わりだな。結局何の情報も聞き出せなかったけど…EAGLEの作戦とキメラ生命体の撃退だけで良しとするか」
と呟きながら逃げ、無事爆発に誰も巻き込まれず脱出出来たのであった。
続
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