エピソード4 仲間との交流と敵組織の新たな作戦

 工義助けてくれた女性=夏木光だと自己紹介を終えた工義。

 その後身体検査を受け、食事を取って休憩を取ってから基地内を光に案内される工義。


「一応、気になる事はあったけど健康面的には体に異常も無かったしこれから基地の人達の紹介や何がどこにあるかを紹介するわね。」

「光さん宜しくお願いします。」

「期待の新人に色々教えて行くよぉー!しっかり私に付いて来てね。建物内を複雑に作っているから敵に侵入された時とかの為にね。だからたまに迷子になる人がいるし初めての人はまず皆迷子になる。私は設計とかにも関わってるからそんな事は無いんだけどね。」

「なるほど。とりあえず、迷子にはなりたくないのでしっかりついて行きます。」

「そうして頂戴。」


 そしてまず、光が向かったのはトレーニングルーム。


「まず、ここがトレーニングルームね。ここで戦闘要員の人達が日々ここで体作りしてるわ。皆ー!今日も生が出るわねー!頑張ってね!」

 するとトレーニングルームに居た痰飲たちが各々が雄叫びのような勢いで返事をした。

「凄い熱気だな……」

「まぁ、ここを一番に紹介したのはこれからは体力面や戦闘の時の動きや不可に耐えれる体作りも自分のペースで良いから頑張って欲しくてね。一応今、新しい装備なども開発中だからね。それを使うにあたって不可などは実際に使ってみないと分からないからね。肉体作りは大事なのよ。」

「それもそうですね。まぁ、自分のペースで頑張ってみますよ。」

「うん。頑張ってね。ってな訳でこれから彼が私達の主力だから宜しくね。仲良くしてあげてね。」

「は、初めまして~。小野寺工義です。新参者ですがこれから頑張りますので宜しくお願いします。」

 すると隊員達が各々返事をした。

「よろしくな!新入り!」

「一緒に頑張ろうな」

「お前の活躍に期待してるぜ」

 と隊員達は返事しトレーニングルームを後にした。

 次に向かったのは指令室だった。


「連れて来たよ。」

「お、彼が武志さんの息子か。」

「は、初めまして…小野寺工義です。」

「おう。まぁ色々いきなりで混乱してるよね。私はこの基地の管理と指示を出している東宮 とうみや あかりだ。これから宜しく頼むよ。私達の最大戦力になってくれるんだから活躍に期待してるよ。」

「はい!これから精一杯働きます!」

「あぁ、頑張ってくれ。」


 と顔合わせと場所の確認が出来た所で次に食堂に向かった。


「ここが、食堂ね。ここで朝、昼、晩の食事を取るの。あそこにある券売機に現金を入れて買ってね。」

「今時、現金で支払うんですね。キャッシュレスとか無いんですか?」

「そこはね。セキュリティの観点からうちは物の購入は全て現金で統一してるわ基地内の事はね。」

「なるほど。でも俺、お金今持って無いからどうしよう…」

「そうだったわね。必要な物があったら言って私が立て替えておくから」

「ありがとうございます。」


 と機材やメニューを見たり食堂で働く人達と交流して次に工義の部屋の場所まで案内された。


「ここが工義君。君の部屋よ。」

「おぉー!ここが…」

 と辺りを見渡すとそこにあったのは冷暖房と通気口だけだった。

「あ、あのぉ~ここにほとんど何もないんですけど…」

「あぁ~それなら丁度今、貴方の住んでたアパートからうちの戦闘部隊のメンバーが家具を持って来たわよ」

「えぇー!?そんな…申し訳無いな。凄く」

「俺達の貴重な戦力の為だ。これくらい気にするな。」

「あ、あのぉ~この人は?」

「あ、そうだね。この人が君がこれから連携してアイツらと戦う事になる部隊の隊長の…」

狩崎和也かりざき かずやだ。これからよろしく頼むぜ。」

「はい。宜しくお願いします。」

「ちょっと私が喋ってるのに被せて来ないでよ!和也さん。」

「悪かった。これから一緒に戦うんだ挨拶は自分でしたくてな。」

「まぁ、それもそうですね。じゃあ今回は許します。」

「ありがとよ。それでこれをどこに置いたら良いんだ?」

 とベッドを一人で持ちながら工義に尋ねる。

「奥の端の壁際にお願いします。」

「分かった。あっちだな」

 と返事をし、そこまで持って行き、置き方を気にしていると次の隊員が工義に声を掛ける。

「あの、すいません。」

「はい。なんですか?」

「僕は、柏木元輝かしわぎ げんきって言います。あの子のテーブルはどこに運べば良いですか?」

「宜しくお願いします。それは入って入り口入っての部屋の真ん中にお願いします。」

「分かりました!」


 とこのように部屋に荷物を運ぶ流れとなり、光は研究があるからと

 和也と元輝に手伝いは任せ、去り今日は荷物を部屋に運び込み生活送れるような状態にした所で終えたのだった。


 一方その頃、キメラ生命体と基地を失った極秘組織EAGLE不穏な動きを始めようとしていた。


 基地内にて


 キメラ生命体クロウはボスの命令を受けて次の目的を開始しようとしていた。


「次こそは、我々の予定通りに進める。もうスパイダーのような邪魔はさせんぞ。さぁ、お前達、ボスのご命令だ。早速作戦に取り掛かれ!」


 そう、クロウが部下達に言うと素早く行動を開始した。


 果たして新たな企みとは一体なんのだろうか……



              続


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